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元彼女… の商品レビュー

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2018/05/05
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◆奔放さと貞淑さ。表面に見える姿態や行動が真の姿か?、それとも…。女の内と外の不可思議さ、小狡さが愛おしさを倍化させる様を生々しく活写◆ 性に奔放な学生時代の元彼女(ただし、実のところは…になるが)。一方、貞淑さを絵に描いたような婚約者。 婚約者との結婚への道は、アバンギャルドな展開を見せる仕事に没頭する中、色褪せていく。そして思い起こされるのは、元彼女との熱いそれ。 が、元カノは社会人になってさらに奔放に、自由に振舞う痴態を見せ付け、とても同年代の主人公の手に負える存在ではなくなっていた。そんな中、状況に流される風を装い、意を決して元カノとの再会を果たすが…。 女性は判らない。奔放なのが本意か、貞淑さが本意なのか?。そんな女性に振り回されるのは。男の優しさ故か、か弱さ故か、それとも、単に自分が振り回されている思っているだけで、実際には、振り回しているのは男の側なのか?。 括りとしては官能小説の体であるが、男女の機微を省みれそうな恋愛小説とも言えそう。そんな読後感。

Posted byブクログ