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世界の「テロ組織」と「過激派」がよくわかる本 の商品レビュー

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2016/05/05

図書館で借りた。 分かりやすい。 図やグラフが多いので、見やすいし、面白い。 21世紀はテロリズムの世紀。 ターニングポイントは、9.11. 2010~12年、アラブで次々に民主化運動が起こり独裁政権が倒されると、それまで独裁者によって保たれていた秩序が崩壊して、政情不安に陥る...

図書館で借りた。 分かりやすい。 図やグラフが多いので、見やすいし、面白い。 21世紀はテロリズムの世紀。 ターニングポイントは、9.11. 2010~12年、アラブで次々に民主化運動が起こり独裁政権が倒されると、それまで独裁者によって保たれていた秩序が崩壊して、政情不安に陥る国が続出し、その混乱に乗じて、ISなどの過激派組織が台頭した。 テロ増加の要因としては、格差問題もある。 先進国と途上国の圧倒的な格差だけでなく、先進国内の格差も深刻化している。都市の下流社会もテロリストの温床になっている。 インターネットの普及も、テロ活動を活発化させる要因になっている。 p15 大量破壊兵器の使用が懸念されている。 Chemical Biological Radiological Nuclerar CBRNテロリズムの危険性が高まっている。 これにCyberも入るよね? 都市部のローンウルフやスリーパーのテロリストが危険。 テロ組織の資金ランキング 1 ISIS 20億ドル 2 ハマス 10億ドル     パレスチナの反イスラエル勢力    イスラム教スンニ派 3 コロンビア革命軍 6億ドル    共産主義の革命軍。    麻薬密売や誘拐で資金を集める。 4 ヒズボラ 5億ドル    レバノンで暗躍するシーア派の過激派。    反イスラエル勢力。 5 タリバン 4億ドル    アフガニスタンが拠点。スンニ派。    ビン・ラディンをかくまったことで有名に。    アメリカに攻撃され壊滅的なダメージを受けた    現在は勢力を回復し、より攻撃的に。 6 アルカイダ 1億5000万ドル    アフガニスタンで生まれた。    かつてはソ連と対立するアメリカから支援    を受けたが、その後、反米に。 7 ラシュカ・トイバ 1億ドル    インド北部とパキスタンを拠点    スンニ派の、反ヒンドゥー組織。 8 アル・シャバブ 7000万ドル    東アフリカ、ソマリアの    スンニ派のテロ組織。 9 真のIRA 5000万ドル    北アイルランド独立を主張する    カトリック系武装組織 10 ボコ・ハラム 2500万ドル    ボコ・ハラムは「西洋教育は罪」という意味。    西アフリカのナイジェリアの    スンニ派の過激組織 出展Fobes p23 イラン、スーダン、シリアは、アメリカからテロ支援国家に指定されている。 だが、史上最大のテロ支援国家はアメリカとロシア。 空爆でISを壊滅できるか? 難民問題が深刻。 戦火を逃れてEUに流入する移民が2015年だけで100万人をこえた。 p40に誤字を発見。 「本土へのテロ攻撃を受けたたアメリカ」 「た」が1個、多いぞ。

Posted byブクログ