忍び寄る華は曲者 の商品レビュー

藤本ハルキ(著者)

2020/03/17

▼あらすじ
「俺を抱けるなら一千万円分の買い物してあげるよ」
濱富百貨店の外商員として様々な変わったお客様を相手にしてきたが、新たに担当を引き継いだ超お得意様の次期家元華道家・白河様はとんでもなくやっかいな客だった!
急な注文や無茶振りばかりで振り回される毎日。
けれど真剣な眼差しで花を生ける姿は美しく憎めない。
距離が近づくにつれ、白河様の一挙一動に妙に惹かれてしまい…!?

＊＊＊

表題作ともう一つ別のお話が収録されているのですが、どちらもあっさりし過ぎてて心に引っ掛かるものがなく、サラッと読んではい終わり、って感じでした。
表題作に至っては受けが表紙のイメージと違ったり(結構老けてた)、華道家という割には華道家らしいシーンが殆ど出て来なかったりとストーリーが全体的に薄く感じられ、肝心な恋愛の部分はと言えば受けはまだしも攻めが受けのどこに惚れたのかイマイチ理解出来ず謎でした。
ただ、エロは少ないながらもちょっとだけ良かったので、どちらのお話もあともう一捻りあれば少しは面白くなったかな、と思います。