愚者たちの棺 の商品レビュー
クラシックな英国本格ミステリ。 町の名士が相次いで死亡し、その一人は感電死ということでパーブライト警部は捜査を始める。 濃密な愛憎劇や圧力による捜査の危機などの盛り上がりはなく、淡々と地道な捜査が続くが、皮肉でコミカルな作風で飽きずに楽しく読めた。 ラストの署長のオチに笑った。
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英国の片田舎で起こる犯罪。 タイプだわ、と購入。 コージーではなく、かといってハラハラドキドキの感もなく、淡々とした描写と謎解きが楽しめる作品。 これだけ町の有力者が絡んでくると、米国ミステリならきっと政治的なゴタゴタがもっと起こるのでは、と思うけど、そんなところも英国風。(思い...
英国の片田舎で起こる犯罪。 タイプだわ、と購入。 コージーではなく、かといってハラハラドキドキの感もなく、淡々とした描写と謎解きが楽しめる作品。 これだけ町の有力者が絡んでくると、米国ミステリならきっと政治的なゴタゴタがもっと起こるのでは、と思うけど、そんなところも英国風。(思い込み) きちんと段階を踏んでストーリーが進んでいくので、結末がすごく意外なわけではないのだけど、その分、充実の納得感。
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物語としてはオーソドックスな印象。奇抜な遺体が興味をひく。展開は多少無理があるのではと思わなくもないですが、充分楽しく読めました。
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捻ったプロットより、キャラクタの捻くれ具合が目についた。 ねちねち捜査を描いた警察小説好きなんだけど、これはちょっと物足りなかった。
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コリン・ワトスンの長編小説。 これまで紹介されたことは殆どなかったようで、長編の邦訳はこれが初めて……になるのかな? 長閑な田舎を舞台にした伝統的なミステリだが、大元の動機がやけに生々しいという不思議な内容だった。そういう意味ではかなりユニークな作風だと感じたが、このシリーズ自体...
コリン・ワトスンの長編小説。 これまで紹介されたことは殆どなかったようで、長編の邦訳はこれが初めて……になるのかな? 長閑な田舎を舞台にした伝統的なミステリだが、大元の動機がやけに生々しいという不思議な内容だった。そういう意味ではかなりユニークな作風だと感じたが、このシリーズ自体はこれからも続くので、次作の雰囲気はどんなものなのだろう。続きも買う予定。
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