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青雲の鬼 他一編 の商品レビュー

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2024/11/12

「青雲の鬼」と「青春峠」の二作品を収録しています。 「青雲の鬼」は、水野忠邦の落胤である早水東吾が、捨吉、お袖の二人と相次いで出会い、旅をともにします。さらに彼らは、天草屋市蔵という悪徳商人の策謀によって窮地に陥っている千鳥という女性を助け、追手の襲撃を受けながら江戸に入り、彼...

「青雲の鬼」と「青春峠」の二作品を収録しています。 「青雲の鬼」は、水野忠邦の落胤である早水東吾が、捨吉、お袖の二人と相次いで出会い、旅をともにします。さらに彼らは、天草屋市蔵という悪徳商人の策謀によって窮地に陥っている千鳥という女性を助け、追手の襲撃を受けながら江戸に入り、彼女が巻き込まれている陰謀に立ち向かいます。 「青春峠」は、秩父小太郎という若い浪人が、田舎から江戸へ向かう途中、剣術道場を営む杉下長左衛門という老人と出会います。杉下老人の息子の長一郎は、野辺地大造という悪人の仲間になっていましたが、小太郎が野辺地の悪事をあばいたことで、長一郎は心を入れ替え、小太郎にしたがって江戸での修行にいそしむことになります。一方で小太郎は、長一郎の妹の千代と結婚することを誓います。 江戸に到着した小太郎は、長一郎とともに川中弥太夫の剣術道場に身を寄せます。弥太夫の娘の小夜は男勝りの剣術の腕前で知られていましたが、小太郎の腹違いの弟である内藤兵太郎とのあいだに因縁をかかえており、小太郎がその解決のために力を尽くします。 両作品とも、プロットのずさんさが目につくように感じました。

Posted byブクログ