1,800円以上の注文で送料無料

回天の門 新装版(上) の商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/06/30

藤沢周平氏の作風とは、かなり異色といえる1冊との印象を抱いた。 主人公の清川八郎は、庄内藩郷士の商家に跡継ぎとして生まれるが、家業を継がずに尊王攘夷の思想に走る。 江戸で虎尾の会を組織し、倒幕運動を続ける。 学問と剣術に長け、江戸では塾を主宰し、門弟も数多く集まる。 八郎は公武合...

藤沢周平氏の作風とは、かなり異色といえる1冊との印象を抱いた。 主人公の清川八郎は、庄内藩郷士の商家に跡継ぎとして生まれるが、家業を継がずに尊王攘夷の思想に走る。 江戸で虎尾の会を組織し、倒幕運動を続ける。 学問と剣術に長け、江戸では塾を主宰し、門弟も数多く集まる。 八郎は公武合体を排し、倒幕に走る。 その動きを幕府の知るところになり、追われる身に成る。 とても激しい史実を元にした内容だが、清川八郎の存在を、私は全く知らなかった。 虎尾の会には錚々たる人物も参加しておるのだが⋯

Posted byブクログ

2016/03/29

【維新回天の夢を一途に追って生きた男の生涯】山師、策士と呼ばれ今も誤解のなかにある清河八郎は、官途へ一片の野心ももたない草莽の志士だった。清冽な男の33年の生涯を描く。

Posted byブクログ