田嶋春にはなりたくない の商品レビュー
最初は、こんな人がいたら嫌だな 自分もバカにして避けてしまうなと想いながら読んでいました でも、最後まで読んだら芯があって こういう人がいたら羨ましいと思いました 苦手だけど一生の友達になりたいと思いました こういう人がいたら自分の弱さを見つめながらも、人生を楽しめそうです
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予備知識なく、タイトルだけで購入。 積読状態で早3年、、、結果、数時間で読了しました。大変、読みやすい。 単に相性の問題なのかもしれませんが。 流れるように読めるもんだから、ハマるハマる。 特に1話目は何度も繰り返し、振り返り。 読み終わる頃には、ロスになってました。 多分、忘れ...
予備知識なく、タイトルだけで購入。 積読状態で早3年、、、結果、数時間で読了しました。大変、読みやすい。 単に相性の問題なのかもしれませんが。 流れるように読めるもんだから、ハマるハマる。 特に1話目は何度も繰り返し、振り返り。 読み終わる頃には、ロスになってました。 多分、忘れかけていた大学生活を思い起こさせ、追体験していたのかと思うくらい。 大昔、私は途中から大学から消えてしまって、現在それを大変後悔している。 歌子さんのところを読んで、もう一度チャレンジしたくなった。
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発達障害ヒロイン・タージこと田嶋春を描いた青春ミステリー。 5章からなるが、春を取り巻く登場人物が各章ごとの主人公となり、その人物の視点での春が描かれる。 * * * * * アスペルガーの傾向を持つ田嶋春。 あまり融通が利かず場の空気で他人に忖度したり...
発達障害ヒロイン・タージこと田嶋春を描いた青春ミステリー。 5章からなるが、春を取り巻く登場人物が各章ごとの主人公となり、その人物の視点での春が描かれる。 * * * * * アスペルガーの傾向を持つ田嶋春。 あまり融通が利かず場の空気で他人に忖度したりもしないけれど、筋の通った倫理観を持っていて人の尊厳を大切にする女性です。 また頭がよくて、突拍子もない発言に思えることでも実は論理的で、却って物事の本質を突いていたりもします。 その設定はよく考えられていておもしろかった。 プチミステリー仕立てで、4章までの春はなるほどと感心するような観察眼や洞察力を見せて問題を解決していたけれど、5章は不自然さが目立つ少々強引な展開だったと思います。 春の行動が全てラスボス・八代の動きを一歩先で封じるための計算しつくされたものなのなら、最初のキャラ設定と合いません。したたかすぎるからです。 天然で無垢なアスペルガーヒロイン。それだからこそ、菅野・千晶・奏・宮崎と、N・A・O内での理解者を増やしていけたのではないでしょうか。もう少し別の展開を考えて欲しかったなと惜しまれます。
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なぜだか主人公タージをどんどん好きになる! どんどん先が気になって、読んだ後も素敵な余韻が残る本です。
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どの話しも前半だけ読むと、タージは空気の読めないめんどくさい子みたい。でもめちゃくちゃ鋭い。人をよくみてるのかな。そうだったの!?って思う場面もいくつかあった。私はどちらかというとタージの周りにいる人たちに近いから、実際こんな子いたら関わらないだろうなー。お話としては読みやすくて...
どの話しも前半だけ読むと、タージは空気の読めないめんどくさい子みたい。でもめちゃくちゃ鋭い。人をよくみてるのかな。そうだったの!?って思う場面もいくつかあった。私はどちらかというとタージの周りにいる人たちに近いから、実際こんな子いたら関わらないだろうなー。お話としては読みやすくておもしろかった。
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空気の読めない、でも観察力の鋭いタージが、段々と身近で少し愛しいような気持ちになる。母親から目を逸らさせる為に皆でタージを無視しようと根回しする唯一女性目線の奏の章は、タージが気付かずにびくともしないから大学生のリアル感だけを受け取れた。後々遠くから理解者になるのが調子が良いよう...
空気の読めない、でも観察力の鋭いタージが、段々と身近で少し愛しいような気持ちになる。母親から目を逸らさせる為に皆でタージを無視しようと根回しする唯一女性目線の奏の章は、タージが気付かずにびくともしないから大学生のリアル感だけを受け取れた。後々遠くから理解者になるのが調子が良いような微笑ましいような。
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タージになりたいかなりたくないかと言われるとなりたくないが、 サークルメンバーが若者の実態だとすると、タージの生き方のほうが好きだ
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大学生の田嶋春、通称タージには気をつけろ! 人一倍正義感に溢れていて、 鈍感そうでありながらも観察力に優れていて 人の気持ちなんてお構いなしに人間関係に踏み込んでくる。 イベントサークルの菅野は地味系の河本さんに好意を抱きつつ、まんまと彼女にはめられけれど、タージの観察力で少しだけ救われた瞬間。 学生と不倫していたことを妻に釜をかけられバレてしまった生協職員だったが、好意を持っていたゲーム対戦相手の本当の正体を、タージに教えられたこと。 タージを疎ましく思っていた高橋奏だったが、キャンパスカースト最下位の自分の母親である高橋歌子との関係を見抜かれていたこと。 サークルと自分の名誉にためにタージに頼んで助っ人を頼んだサークル会長の打算。 バイト先のややこしいほどのタージとセンパイの恋の行方。 タージは本当にやっかいな人だったのか、それは謎。 そして思ったのは意外とみんないい人。
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曲がったことが大嫌いで思ったことをそのまま口にする田嶋春。相手の気持ちなんてお構いなしの言動で、大学やサークルでも浮きまくっている。 彼女の周りの人たちのモノローグの連作短篇集。ほぼ皆始めは彼女とは関わりたくないと思っているが…。 単に青春、友情、恋愛ものかと思ったら小さな謎解きもあって不思議な感じ。楽しかったです。気楽に読めそうだけど意外と注意力が必要かも。 田嶋春、たじまはる、タージマハル?
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大学1年の田島春ことタージは正義感が異常に強く,間違ったことが嫌いで,その場の空気を急変させる得意技をもっており,そのタージが絡む物語が5編.どれも楽しめたが,野球の試合を挑まれる話が面白かった.助っ人がてっきり投手と勘違いした宮崎の慌てようがおかしい.しかし,タージの存在は現代...
大学1年の田島春ことタージは正義感が異常に強く,間違ったことが嫌いで,その場の空気を急変させる得意技をもっており,そのタージが絡む物語が5編.どれも楽しめたが,野球の試合を挑まれる話が面白かった.助っ人がてっきり投手と勘違いした宮崎の慌てようがおかしい.しかし,タージの存在は現代社会にないものを認識させる.昔はこのような人が居たような気持がしているが,それなりに笑える社会だったと記憶している.
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