女の子は本当にピンクが好きなのか の商品レビュー
差別をしないのはもちろん大切だけど、傾向、得意不得意、向き不向きはある中でどこまで平等を求めるのか まず多様性を認めように行き着くのかな〜 ホモサピ社会が急激に発展しすぎてて、本能がついて行けてない
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おすすめ。ピンクが好きなひとも、苦手なひとも、なんとなく気になるひとも、一読の価値あり。 2022-23秋冬コレクションでは、ヴァレンティノが「何にも縛られない自由な色」として、目が醒めるようなネオンカラー「フューシャピンク」を打ち出し、トレンドを席巻。 https://w...
おすすめ。ピンクが好きなひとも、苦手なひとも、なんとなく気になるひとも、一読の価値あり。 2022-23秋冬コレクションでは、ヴァレンティノが「何にも縛られない自由な色」として、目が醒めるようなネオンカラー「フューシャピンク」を打ち出し、トレンドを席巻。 https://www.vogue.co.jp/fashion/article/uk-vogue-valentino-pink-pp ミレニアル世代を象徴する甘やかな「ミレニアルピンク」から女性の力強さを示す挑戦的な「ホットピンク」が人気に。 ・https://comemo.nikkei.com/n/ndbe59f9b9ed2 ・https://highsnobiety.jp/p/milennial-pink_hot-pink-fury/ また、映画『バービー 』公開前の予告編動画から「バービーピンク」「バービーコア」が大盛り上がり。 https://www.seventeen.com/life/a44108633/barbie-halloween-costume-ideas/ 2023年度、映画『バービー』は女性監督による作品として、世界興収記録を塗り替える大ヒット。 作中で"人間になったバービー"が落ち着いた「大人ピンク」(ミレニアルピンク)を身にまとうようになった結末に呼応するように、ファッション界のトレンドカラーもパステルピンクに移行。 メンズファッションの世界では、ピンクは「男らしさを緩和する色」として使われたり、ジェンダーレスな印象をつくる色として、引き続き、注目。 ハリー・スタイルズのジェンダーレスファッションほか、ジェイソン・モモアの「ピンク・ファッション」など、"意味を持つ色"として今後も活躍しそう。https://front-row.jp/_ct/17408129 日本の政治の世界では、女性政治家だからピンクのイメージカラーを選択する=通称「ださピンク」現象から、2019年、濃色ピンクをイメージカラーとした男性党首が率いる政党が登場。その後、東京・杉並区長の岸本聡子氏、東京都知事選に出馬した蓮舫氏が濃色ピンクをイメージカラーとするなど、ピンクを女性をエンパワメントする色として取り戻す動きあり。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB27972081
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ピンク=女の子という認識は、歴史が浅いことを知る。 甥っ子に洋服をプレゼントする時は、あえて水色のものは選ばないでいるけれど、いろいろなところに無意識に叩き込まれている「呪い」があるなぁということに改めて気づかされる。この本を読みながら、駅の女子トイレは赤(でもピンクが使われて...
ピンク=女の子という認識は、歴史が浅いことを知る。 甥っ子に洋服をプレゼントする時は、あえて水色のものは選ばないでいるけれど、いろいろなところに無意識に叩き込まれている「呪い」があるなぁということに改めて気づかされる。この本を読みながら、駅の女子トイレは赤(でもピンクが使われているところは見たことないかも)、男子トイレは青が使われていることを見て、これが色が変わったらどうなのだろう。一瞬混乱するかもしれないなぁと思ってみたり。相変わらず新幹線や飛行機(ANA)での英語アナウンスは「レディース・アンド・ジェントルメン」が使われいるなぁと思ってみたり。
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ピンクを例にこれだけ議論されていることがあるとは。参考になりました。 私はオッさんですけど、ピンク色のワイシャツをきて会社に行きますけどね。全然気にしない、というか、好きな色なのだが。
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すらすらと読みやすい文章だった。かといって滑らず、ちゃんとフックがある、みたいな。 こんなフラットでかっこいい考え方のお母さんに育てられる世代が大きくなるころ、どんな日本になっているんだろう。今よりマシだといいな。 こういう本が出てくるだけ、今も昔より少しはマシだと思いたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「女性らしく」生きるよう強いられること、それが不自然であり限界であることや、その固定観念が個人や社会に与える危険が、ファッションや玩具、女児文化などの歴史を紐解き、「ピンク」という象徴的な色を通して考察されている。 文体は知的でクール、差し挟まれるユーモアも軽妙。活動家でも研究者でもないフラットな視点で書かれているからか、当事者でなくとも読みやすい文章だと思う。 タイトルからは、ジェンダーや子どもについての問題が連想されるけれど、それに留まらず、人間が主体的に、尊厳を持って生きていくことに関する本だった。
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酒井順子を読んだのとほぼ同じ動機で手に取る。が、酒井順子の『男尊女子』よりは、エッセイ的な語り口より、何かを解き明かそうという語り口になっている。自分が日々感じたことで終わらずに、そこから文献を紐解き、人の意見と自分の意見をつなぎ合わせ、時にはデータも持ち出している。がしかし、評...
酒井順子を読んだのとほぼ同じ動機で手に取る。が、酒井順子の『男尊女子』よりは、エッセイ的な語り口より、何かを解き明かそうという語り口になっている。自分が日々感じたことで終わらずに、そこから文献を紐解き、人の意見と自分の意見をつなぎ合わせ、時にはデータも持ち出している。がしかし、評論を読んだ時のあの、未知の境地に突入していく感じはない。なぜなら、全ての理屈が事実ベースの次元にのみ存在しているから。あの真の境地に飛び立つ女のここ数年の言説というのは、一体どこにあるのだろうか。ちなみにですが、この本は異様に理工系を持ち上げており、もちろん理工系の分野に女子が苦手意識を持たなくなったり、進出するのはとってもいいことだと思うが、「お金が儲かる=先進的=今女が進むべき=理工系」みたいな等式が成り立っていて、あまりに簡易的な分類じゃないかな〜などと思った。
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主観が多い、かな? 海外での認識が日本と色々と違って勉強になる。 ダサピンク、イケピンクって強烈な言葉だなー。 わたしはそれでもピンクが好き。
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▼世界中どこの国の国旗にもピンクは存在しない。ピンクは愛国心や血なまぐささから心理的に最も遠い色であることが、文化を越えて共有されていることの現れである。(p.35) ▼彼女たち[アンチ・ピンク派]が懸念しているのは、ピンクそのものより、ピンク色の玩具に込められた意味にあるのだ...
▼世界中どこの国の国旗にもピンクは存在しない。ピンクは愛国心や血なまぐささから心理的に最も遠い色であることが、文化を越えて共有されていることの現れである。(p.35) ▼彼女たち[アンチ・ピンク派]が懸念しているのは、ピンクそのものより、ピンク色の玩具に込められた意味にあるのだから。もっとも多い批判は、お世話、家事、美容といった従来の性別役割分担を踏襲するピンク色の玩具で遊ぶことで、低賃金労働、無償労働に追いやられてしまうのではないかといったものである。(pp.95-96) ▼[過酷だったり低賃金であったりしても大半の女子がピンクの道へ進む]第三の理由としては、「無垢な美少女」「尽くす母親」といった自我や欲望を持たぬ女性を理想像として刷り込まれて育った日本の女性は、自分の欲望を見つめることに慣れていないことが挙げられる。自分の能力への自信、キャリア願望、承認欲求などを恥じる人は、「自分は客観的に見て何に向いていて、本当は何をしたいのか、そのために何をするべきなのか」を突き詰めて考えないまま大人になる。そして、周囲の期待する女性像にわが身を添わせてしまうのだ。 繰り返すが、ピンクカラーを目指すこと自体が間違いなのではない。問題は、女性の大半が狭い道に追い込まれることで、その多くが低賃金に甘んじざるを得なくなるという構造そのものである。(p.158) ▼…母性、エロ、幼さ、そして献身…日本におけるピンクは意味が何重にも重なっている。一言でまとめると「客体であれ」という期待だ。母と子の甘い世界に浸って育った人ほど、こうした期待に応えない女性への嫌悪感情をあらわにする。「女子」という言葉を嫌う人は未だに多い。すでに自分の世界を持っている女性にとって、ピンクは抑圧の象徴でもある。その手の期待が薄まる中年期以降、ピンクへの愛憎が薄れるのも、当然のことなのかもしれない。(p.190) ・須川亜紀子『少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか』2013 ・リサ・ジョンソン、アンドレア・ラーニド『ドント・シク・ピンク』(邦訳『女性に喜ばれるマーケティングの法則』)2005 (2018/8/2再読) (2016/6/22了)
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