放課後スプリング・トレイン の商品レビュー
福岡を舞台にした日常系青春ミステリー。 作者さんの思い出を反映させているそうで、 ちらほら実話もあるそうです。
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悪い作品ではないんだけど、唯一解まで絞り込まれてないのに謎を解いてしまう展開に違和感。それと、他人の恋愛(観)にケチつける気はないけど、かつての教え子が今やっとJKっていう社会人、、、私には無理だ。
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福岡ローカルネタわかるともっと風景がわかって楽しいんだろうなって思った。 名前に関してはまず著者名がズルいじゃん…。 駒子シリーズ思い出すけど絶対好きやろ作者(偏見) イッセーのキャラ造形好きなので他の話にもいっぱい出てくるといいな…。
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高校生らしい日常に起こった毒の無い事件。インパクトに欠けると言えばそうですが、自分の高校時代を思い出して、ほのぼのと読み進めました。成長していく彼らを見守りたく思う作品。
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みずみずしく整った文章だが、若干回りくどく、やや説明のテンポが悪い。読んだ印象としてはどうにも散漫で印象に残る描写は少なかった。ストーリーは青春ミステリではあるのだが、謎はいまいちどれも魅力に欠けており、謎を解くというよりは嘘を暴く物語である。登場人物は皆善意で行動し、その行動の...
みずみずしく整った文章だが、若干回りくどく、やや説明のテンポが悪い。読んだ印象としてはどうにも散漫で印象に残る描写は少なかった。ストーリーは青春ミステリではあるのだが、謎はいまいちどれも魅力に欠けており、謎を解くというよりは嘘を暴く物語である。登場人物は皆善意で行動し、その行動のために小さな嘘をつきルールを破るというのがおおまかな構成になっているわけだが、そのついた嘘を暴くというのはどうにも後味の悪さがある。たとえ善行でも、友人を騙している以上、水臭いという気持ちのほうが先に立ってしまった。青春ミステリに苦い結末はお約束だが、いい話なのに嘘をつかれていたという、違った意味での苦さを感じる作品である。語り部の少女が、事件や犯人の対しての距離が妙に近すぎるのが原因なのだろうか。探偵役は大学院生だが、こちらは逆に舞台や事件との距離が離れすぎていて、絡む必然性がいまいち薄かったのも残念。探偵役と語り部の事件に対する距離感やそのアンバランスさが目についた作品だったが、次作以降この関係性や距離感を逆手に取ればもっと面白くなるかもしれない。あと気になった点としては、たとえ友人であろうとも、小学校の生徒と話す時は友人のことをちゃんと「先生」と呼ぶべきだと思う。配慮のある人物のように描かれていたのがここだけ凄く不自然に映ってしまった。まあそれも女子高生の主観といえばそれまでの話だが……。
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平凡な女子高生の日常に出現する小さな謎をいとも簡単に解き明かす知性豊かな大学院生。 情景描写が過剰な気がしますが、ライトな作品にもかかわらず文学的な要素を入れようとする姿勢は評価したい。 学校新聞に掲載される問題が適度なスパイスになっているので、1位に選ばれた投稿内容にもう少し捻...
平凡な女子高生の日常に出現する小さな謎をいとも簡単に解き明かす知性豊かな大学院生。 情景描写が過剰な気がしますが、ライトな作品にもかかわらず文学的な要素を入れようとする姿勢は評価したい。 学校新聞に掲載される問題が適度なスパイスになっているので、1位に選ばれた投稿内容にもう少し捻りがあればなお良し。
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主人公の吉野は高校二年生だけれど、親友の朝名の彼氏で小学校教諭の上原や、その友人で探偵役の大学院生の飛木の存在もあって、高校だけに留まらない広がりを感じた。山村暮鳥の「りんご」を悲しく取るか嬉しく取るかの話が印象的。色の描写が華やかで、光源によって色が変化するお揃いのビーズの髪飾...
主人公の吉野は高校二年生だけれど、親友の朝名の彼氏で小学校教諭の上原や、その友人で探偵役の大学院生の飛木の存在もあって、高校だけに留まらない広がりを感じた。山村暮鳥の「りんご」を悲しく取るか嬉しく取るかの話が印象的。色の描写が華やかで、光源によって色が変化するお揃いのビーズの髪飾りも綺麗だった。
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福岡が舞台だから、知ってる場所がいろいろと出てきて楽しかった。 作者の名前もミスリードなのね、読み終わって気がついた。
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読み終わった貴方の心は何色? 透明感溢れるというキャッチフレーズにあるように、爽やかな高校生の日常を描きます。それも恋愛要素はあまりなく、学業やボランティア活動における謎解きなど、とても真面目な青春ミステリ。各話に散らばっている色に纏わるエピソードも本書の特色です。頭の中の情景...
読み終わった貴方の心は何色? 透明感溢れるというキャッチフレーズにあるように、爽やかな高校生の日常を描きます。それも恋愛要素はあまりなく、学業やボランティア活動における謎解きなど、とても真面目な青春ミステリ。各話に散らばっている色に纏わるエピソードも本書の特色です。頭の中の情景一つ一つに鮮やかな色付けがされていき、例えようのない豊かさを生んでいます。 推理して的中できるようなタイプの謎解きではありませんし、最後のオチも微妙ですが、それでも楽しめました。 第23回鮎川哲也賞最終候補作。
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【収録作品】放課後スプリング・トレイン/学祭ブロードウェイ/折る紙募る紙/カンタロープ *懐かしく瑞々しい感覚がする。語り手・吉野の思考過程が好もしい。
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