記憶する技術 の商品レビュー
記憶力は身体知。みずから頭に汗をかいて体得しないと、本を読んでも役に立たない。それにも関わらず、実践を積むのが難しい。根気が必要な領域である。
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記憶に関して、実証された根拠のある理論や本人の体験に基づいた考えなどを示していて、ところどころに具体例もあり理解しやすかった。また記憶力と人生について述べたりと、他の記憶に関する本とは違うアプローチでの話も多く面白かった。
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記憶力とは集中力と刺激の兼ね合いだろうか。人の「思い出」は記憶しようとして覚えてはいないが自然と蘇ってくる。これはまさに「刺激」(喜怒哀楽)の差かもしれない。人によって記憶している整理された「引き出し」が能力の差ではないかと・・・究極は「繰り返し」なのだ。
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難関試験で避けては通れない"記憶" その"記憶"への姿勢と技術について、自身の司法試験受験での体験と、伊藤塾で多くの受験生を見てきたからこそ言えるエピソードを交えて分かりやすく説明されています。 「人生でうまくいくのは、記憶力に自信のない...
難関試験で避けては通れない"記憶" その"記憶"への姿勢と技術について、自身の司法試験受験での体験と、伊藤塾で多くの受験生を見てきたからこそ言えるエピソードを交えて分かりやすく説明されています。 「人生でうまくいくのは、記憶力に自信のない人」 「苦手だと思うから、おぼえるために努力する」 この言葉に強く心を励まされました。 "記憶する技術"を通して、難関国家資格へ立ち向かう受験生へのエールが感じ取れる1冊です。
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記憶することとは、『強く印象に残す』こと。 記憶は足し算ではなく、掛け算である。 消去する記憶とは、そこから何の学びも得られないもののこと。
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司法試験のための伊藤塾を経営する塾長の書いた本で、記憶力を高めるコツが書いてありました。東大在学中に司法試験に受かった著者はさぞかし記憶力の優れた人だと思っていましたが、そうではなく、記憶力が劣っていたからどうやって記憶力を高めようかと考え、色々な方法を編み出したそうです。それが...
司法試験のための伊藤塾を経営する塾長の書いた本で、記憶力を高めるコツが書いてありました。東大在学中に司法試験に受かった著者はさぞかし記憶力の優れた人だと思っていましたが、そうではなく、記憶力が劣っていたからどうやって記憶力を高めようかと考え、色々な方法を編み出したそうです。それが後々、考える訓練になってよかったと言っています。 また、記憶力のみならず忘れる力も重要だと説いていました。悪い記憶は謙虚さを残して消去し、良い記憶を作れば良い未来がやってくると書いている部分がとても印象的でした。 以下、印象的な部分です 記憶力は一生鍛えることができる、60歳を過ぎて勉強を始めて司法試験に受かる人がいるという。それは記憶する技術を持っているかどうか。 同じことを何度も繰り返すことができること、単純だが結局はこれこそが記憶する技術の極意。 聴覚は記憶に優れた器官で、鍛えれば鍛えるほど記憶力が増す。 自分に自分で講義するセルフレクチャーは効果大。授業の帰りの電車でブツブツ唱えて自分に講義する。 全体をストーリーでとらえ具体的なイメージや物語を作ると記憶しやすい。 持って生まれた記憶力に大差はない、対象にいかに興味を持つかどうかが大事。 記憶力に自信が無い人の方が人生でうまくいくように思う。創意工夫するし考える訓練もするから。 考えることをある時点でやめることは重要。つまり決断すること。結論を出せなければ仕事にならない。 本質だけ残して切り捨てること。余計なものは思考停止して大事な物だけ明確にする。 自分の記憶をポジティブにとらえるかネガティブにとらえるかは自分次第。プラスの意味を与えて幸せを引き寄せるべき。 忘れるためのデリートスイッチを押すことが重要。過去の嫌な思い出にしがみついて恨んでいるのはもったいない。自分に不都合なことはどんどん忘れて幸せに生きよう。 平凡な毎日でも意識して良いものを選び感じて記憶として蓄える。いい記憶だけを残すようにすれば過去の悲しい記憶が良い記憶で上書きされる。 記憶力の本ではありますが、ポジティブ思考で幸せに生きるためのヒントも織り込まれた良本でした。
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「記憶する技術」というタイトルから、記憶のためのさまざまなテクニックが紹介されている本だと思って読みはじめましたが、そうした面ではあまり目新しい内容は見られません。むしろ、「「記憶の蓄積」がなければ「考える」ことはできない」という著者の主張がはっきり打ち出されているところが、興味...
「記憶する技術」というタイトルから、記憶のためのさまざまなテクニックが紹介されている本だと思って読みはじめましたが、そうした面ではあまり目新しい内容は見られません。むしろ、「「記憶の蓄積」がなければ「考える」ことはできない」という著者の主張がはっきり打ち出されているところが、興味深く感じました。たしかに、なにを勉強するにしても、記憶することは基本になるのではないかという気がします。 さらに著者は、これまでの人生の記憶がそのひとの個性をかたちづくっていると述べていますが、こうなるともはや、いわゆる記憶術を求める読者は完全に対象からはずされてしまったような印象も受けます。個人的にはそれなりに興味深く読みましたが、タイトルと内容が一致しないという誹りは免れないように思います。
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「記憶力はテクニックだ」といいたいらしい。記憶力の達人はこうしている、という紹介が多いような気がした。
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