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緊急出版 横田めぐみは生きている の商品レビュー

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2022/08/12
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日本は決して日本人が伸び伸びと安心して学び、働き、生活していけるような国ではなくて、世界中の戦争していた国々の人達と同じように、ずっと大変な戦時下だったことがわかります。 胸糞が悪くなるだけではなくて、悔しくて仕方がありません。 チョン教官が、入ってきた日本人教官の中の一人を指さし、「あの髪の短い女性は、私が日本から連れてきた。もう10年も前の話だ。すっかり大人になってきれいになった」と話した。 彼女を新潟で拉致して船に乗せたところ、余りに泣き叫んで抵抗するので、船倉に閉じ込めたという。めぐみさんはそれでも、「お母さん、お母さん」と叫び、ドアや壁をひっかいたので、北朝鮮に着いたころには、彼女の手の爪がはがれそうになり、血だらけだった。ことも皆の前で自分の成果を自慢して話した。めぐみさんは、船の前方にある麻薬などを積み込む倉庫に監禁されたのだろう。 中野学校の教科書に、部屋へ入って出た後、内部に合ったものをすべて書き出す訓練。 地図を2時間見せられた後、白い紙に思い出して書き、それを頼りに15km先の指定場所に行く、「地形化訓練」 82年頃、後輩が「招待所で24~25歳の日本人女性に日本語を教えてもらっているが、ものすごい美人なので楽しいよ」と言っていた 日本は外交というものを知らない。無防備なくせに威張るからバカにされるのだ。 拉致は金日成が直接命令した。命令しなければ、絶対にできない。最悪の場合でも、事後に報告書に目を通してサインしているはずだ。「部下が勝手に拉致した」なんて言い訳は通らない。 金日成は対日問題や対南問題など、戦略的な問題はすべて掌握している。拉致問題の元凶はヤツだよ。 将来ある若者。幸せな家庭を築いていた主婦。平凡に暮らす人々が、ある日突然、消えた。年齢も性別も職業も祷署も異なる81人の失踪者達の公開された顔写真。 84年6月4日、山梨県甲府市で大学受験の勉強に励んでいた山本美保さんは「図書館に行く」と母親に告げたまま、行方が分からなくなってしまった。 失踪後、1カ月ほどしてから、自宅に無言電話がかかってくるようになった。半年後、いつものように電話に出ると、相手はじっと耳を澄ましている様子だった。美保さんだと確信して胸の想いを伝えると、受話器の向こうからすすり泣くような声が聞こえてきた。それから15分。電話はそのまま切れた。 本出版時の写真に掲載されている拉致の疑いの可能性が高くて北朝鮮拉致被害者と思われていた中島修一氏と宮内和也氏の2人は、何十年後かに日本で見つかった。中島修一氏と、職務質問をされるほど挙動不審で怪しい様子だった宮内和也氏。 かなり高い可能性で、すっかりと洗脳されたとかで北朝鮮のスパイ・工作員として日本に送り込まれている。 わたしはこの本の最後の方の、奄美大島の工作船出没海域で消えた「3隻の漁船」の内容を読んで、失踪した猟師の方々たちが高齢でったことから、目的は「拉致」ではなくて、日本の「漁船」を奪い、日本の船の技術を奪うためだったということを知りました。 日本人漁船員の「命」「残された家族」たちのことなどは、どうでもよくて。 他にも漁船だけではなくて、船ごと失踪したほとんどすべての場合、宮崎県大淀川河口を二人で出向して消息を絶った、建設会社経営の林田幸雄さんと不動産会社経営の水居明さんの場合なども、お二人ともに50代であったことからも、同じように日本人としての技術などよりもただ単に「日本の船」「日本漁船」の技術を奪いたくて、船ごと拉致していったのだということがわかりました。 かなり高い可能性で、船ごと拉致されていた方々たちはすでに殺されているでしょう。

Posted byブクログ