完全なる投資家の頭の中 の商品レビュー
良い本でした。 バフェットのパートナーであるチャーリー・マンガーの名言とその解説集 言わずと知れた傑物 グレアム式バリュー投資という投資方法を、マンガーという人物のフィルターを通すことで詳らかに開設するとともに、完全なる投資家であるマンガーの投資哲学に触れる。 この書籍のわ...
良い本でした。 バフェットのパートナーであるチャーリー・マンガーの名言とその解説集 言わずと知れた傑物 グレアム式バリュー投資という投資方法を、マンガーという人物のフィルターを通すことで詳らかに開設するとともに、完全なる投資家であるマンガーの投資哲学に触れる。 この書籍のわかりやすいところは、マンガーの発言を整理整頓していることで、 1.グレアム式バリュー投資の原則 株は会社を所有しているつもりで扱う、安全域、合理性 2.智慧 学び続けること、チェックリスト、「無知の知」 3.心理 ヒューリスティックとバイアス 4.資質 忍耐、規律、冷静さと勇気と決断、誠実さ、情熱、勉強熱心 5.変数 それぞれの投資家における価値の受け止め方 6.経営者とは 資本配分、企業の「堀」 といった項目に分けて解説しているので、思想を体系立てて説明されているところかと思う。 基本的にマンガーの発言を抜粋して、その解説を行う形式の文章なので、 個人的には前後の文脈が判然としないと感じるところがあるため、 海外特有の言い回しをされてしまうと分かりにくいところもあるが、 マンガーの言葉ひとつひとつに、投資哲学が感じられた。
Posted by
マンガーにとってフランクリンが師であるように、私にとってもやはりマンガーが師と思わせてくれる本。彼の智慧の束という知的欲求からくる能力と判断能力、ずば抜けた感性と脳のキレはバフェットも一目置く人財。投資家としても経営者としても、そして人間としても尊敬される存在である理由が分かる。...
マンガーにとってフランクリンが師であるように、私にとってもやはりマンガーが師と思わせてくれる本。彼の智慧の束という知的欲求からくる能力と判断能力、ずば抜けた感性と脳のキレはバフェットも一目置く人財。投資家としても経営者としても、そして人間としても尊敬される存在である理由が分かる。そんな内容がこの本には書いてある。
Posted by
投資。ビジネス。 バリュー投資の極意。 主にマンガーさんの名言。 内容的には難しめだが、この手の本にも慣れてきて、けっこう理解できるようになってきた気がする。 時折挟まれる例え話が面白い。
Posted by
本書は主にマンガーの言葉をもとに、バークシャーの投資方針や投資哲学を解説しています。 本書を読めば、マンガーやバフェットが基礎としているグレアム式バリュー投資の考え方や、忍耐強く割安になるのを待つべきという投資哲学などが一通りわかります。 本書には具体的な投資指標の話はあまり...
本書は主にマンガーの言葉をもとに、バークシャーの投資方針や投資哲学を解説しています。 本書を読めば、マンガーやバフェットが基礎としているグレアム式バリュー投資の考え方や、忍耐強く割安になるのを待つべきという投資哲学などが一通りわかります。 本書には具体的な投資指標の話はあまりないので、即効性を求める人には向かないかもしれません。しかし、本書を読んでバリュー投資の考え方を学んだのち、『バフェットの銘柄選択術』などを読むとわかりやすいと思います。 本書の書評について、詳細はこちら。 ⇒ https://f-inde.com/the-complete-investor/
Posted by
●グレアム式バリュー投資から派生したマンガーの手法が解説されている。マンガーのシステムの基となっている「智慧」という考え方が面白い。「幅広い分野の異なるモデル」を用いれば、それらを組み合わせて総合的なアウトプットができるといった考え方で、自分の経験をモデル化し、それを編んでいくこ...
●グレアム式バリュー投資から派生したマンガーの手法が解説されている。マンガーのシステムの基となっている「智慧」という考え方が面白い。「幅広い分野の異なるモデル」を用いれば、それらを組み合わせて総合的なアウトプットができるといった考え方で、自分の経験をモデル化し、それを編んでいくことで、投資だけでなく、人生を助けるメンタルモデルを育むことが可能になる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バフェットと言えば投資のことを知らない人でも、名前ぐらい聞いたことがあるくらいの有名人だ。 しかし、そのビジネスパートナーであるマンガーという人物は知られていない。 本もバフェットに比べると描かれることは少ない。 だから、貴重な一冊だろう。マンガーの投資哲学について、講演やインタビューなどを通じて深く知ることができる。 『賢明なる投資家』の著書で有名なグレアムを尊敬し、そのコアとなる理論であるバリュー投資の信奉者だ。一方で、フィッシャーというグロース株を得意とする投資家の要素もうまく取り入れている。 不思議なのはアカデミックでファイナンスの基本理論である効率的期待仮説を否定しているところだ。 市場のショックから一時的に損を出しても、常に驚異のリターンを得続けてきた。ブレない投資哲学こそゆえだろうか?なぜ勝ち続けることができるのか理由までわからなかったが、グレアムの『賢明なる投資家』は是非読んでみたい。
Posted by
- 1