ノノノ・ワールドエンド の商品レビュー
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読み出したとき,どことなく九十九の空傘と雰囲気が似ていると思っていた.そして最後まで読んでやはりそうかと思った.どこかで九十九の空傘の世界と繋がっていて,ノノと加連は九十九神として二人幸せに暮らしていて欲しい,そう思う. この作者の作品はデビュー作であるR×Lの頃から追っているが,今後も九十九の空傘やこの,ノノノ・ワールドエンドの様な作品をもっと書いていって欲しい.
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物語の背景である「霧」の正体や世界の崩壊が引き起こされた原因等、SF要素の描写が薄くて正直あまり読み解けなかったのですが、王道的なガール・ミーツ・ガールの後の自転車の逃避行(逃げるとは少し違うか)や、海の近くの慰霊碑で終焉を待つ際のノノと加連の他愛ない会話等、単に百合要素として個人的に好きなシーンが多くて満足でした。
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終末もの。霧に覆われて、人が消える。さほど特別なアイデアではない。主人公の依存が強すぎて、ちょっと感情移入はできなかったな。人が消える(気化する)理由とか、幽霊が見える理由とか、ラノベじゃなくてSFなので、もう少し理屈をつけてほしかったかな。 あと拳銃の扱いにちょっと違和感。制服...
終末もの。霧に覆われて、人が消える。さほど特別なアイデアではない。主人公の依存が強すぎて、ちょっと感情移入はできなかったな。人が消える(気化する)理由とか、幽霊が見える理由とか、ラノベじゃなくてSFなので、もう少し理屈をつけてほしかったかな。 あと拳銃の扱いにちょっと違和感。制服に白衣を着ている女の子が、どこにどうやって胸元に銃を忍ばせることができるのか? 全体的にちょっと詰めが甘い作品だと思います。
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SF。ファンタジー。 女の子二人が旅をする終末SF。 タイトルやカバーデザインから分かるように、ライトノベルです。 終末&乗り物&旅という組み合わせは、江波光則『我もまたアルカディアにあり』を連想。 SF要素は、同時に読んでいた異形コレクション『心霊理論』のテーマにピッタリな設定...
SF。ファンタジー。 女の子二人が旅をする終末SF。 タイトルやカバーデザインから分かるように、ライトノベルです。 終末&乗り物&旅という組み合わせは、江波光則『我もまたアルカディアにあり』を連想。 SF要素は、同時に読んでいた異形コレクション『心霊理論』のテーマにピッタリな設定でした。 感想としては、少々ものたりない。序盤のエピソードを終盤への伏線としたり、もっと世界観の謎を掘り下げてほしかったところです。 女の子同士でイチャイチャするシーンが好きなら評価アップか。
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著者は「銃皇無尽のファフニール」でもともと知ったもので,ハヤカワに作品があるのを知り気になったので,読んでみた次第. 霊魂を可視化するエアロゾル,というコンセプトは,「ファフニール」でも似ているものが,シリーズを通して重要な役割を担う要素の一つになっていて,人気の失せた市街で,可視化された霊魂が別の異形に追い立てられて逃げてくるのを目撃する場面や,遺留品を濃いエアロゾルで取り巻く状態を作って,それに縁のある霊魂の出現を期待する場面は,細部や作中での位置づけこそ違え,両作品に共通して見られる.ということで,こういったコンセプトはもしかすると,霊魂や精神の物質的なイメージとして,著者自身が一貫して抱いているものに基づいているのかもしれない. 事件の核心に関わる人物である加連との関わりが終始描かれ,事件を引き起こしているものの正体も,加連の口から次第に明らかになるが,話としては基本的に,終局を不可避のものとしたうえで,個人的な動機から人探しをするというもので,事件の解明や解決を目指して奔走するといった方向にはなっていない.様々な事態を経るうちにノノと加連の間で育まれていく互いへの思慕の純真さと,置かれた状況が想起させる終末感・絶望感のコントラストが印象的.
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そんなきっかけで世界が滅ぶこともあるだろうけど、なんだろう?この不完全燃焼感。それ自体もテーマのひとつかな。
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