わるいわるい王さまとふしぎの木 の商品レビュー
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『わるいわるい王さま』と強調されてるけど、小2の息子が音読してる『スーホの白い馬』の殿様に比べたらそんなに悪人じゃないなと思ってしまった。 家来たちが逃げ出して、砂漠のお城で一人ぼっちになってしまったわがままで意地悪な王様。 意外と一人暮らしを楽しんでいた王様だが、孤独の中で自分の意のままにならない植物を育てることで変わっていったということなのかな。人に親切にすることで生活の楽しみもできて知る幸せの形。 毎日昼寝してハンバーグばかり食べる王様に「太るよ」と鋭くツッコんでいた息子には前半しか伝わってないような…w
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砂漠にすむ悪い王さまが、一粒の種を植えて育てることで、やさしい王さまに変化していくお話。 アクリル絵の具で描かれた絵が、とても気持ち良い雰囲気で好き。 しあわせの実は、実際の木にはならなかったけど、王さまは「しあわせ」の意味を理解した、最後のページがまた良い。 木(というか植物)の持つ不思議な力を感じられる絵本。
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タイトルから、どんだけわるい王さまなのかと思ったら、大したことなかった。 でも、ふんわりした質感の絵が、王さまと世界観に合っていて良かった。 世の中には自分の力ではどうにもならないものがあり、そこに寄り添うことは自然と人を変えていくというお話。
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3分強 いばりんぼうの王さまが、自分で種から木を 育てていく過程で、植物や動物を含む他者への 想いも育っていくというお話し。 結局木にはしあわせの実はならなかったけれど、 心の中に育った実の存在を、王さまは知ることが できました。 状況が詳しく書かれているわけではないので 王さまの変化について想像できる力が必要。 低学年にはただのお話しに思えてしまうので 内容から広がって色々考えられる高学年に 向いていると思いました。 それほどおしつけがましくもなく、短いお話しで サブに読むのにいいと思います。
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