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犬と、走る の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/07/06

アラスカで犬ぞりのレースに出走するマッシャーになるため、アラスカに渡り、犬ぞりの修行をはじめ、ついに独り立ちしたヤバい人。 レースに出るためには、犬の訓練をしなければならなくて、訓練するためには犬を飼う必要があって、そのためには…と次から次へとやることがある。 アラスカの大地で...

アラスカで犬ぞりのレースに出走するマッシャーになるため、アラスカに渡り、犬ぞりの修行をはじめ、ついに独り立ちしたヤバい人。 レースに出るためには、犬の訓練をしなければならなくて、訓練するためには犬を飼う必要があって、そのためには…と次から次へとやることがある。 アラスカの大地で、犬ぞりに魅了された15年間を綴るノンフィクション。

Posted byブクログ

2018/08/29

一度きりの人生、やりたいことだけやって好きなように生きていこう、と思うのは簡単だが、それを実行に移すことができる人は世の中にほとんどいない。 その中で、「犬ぞりレースがしたい」という、まさに自分の思い描く夢に向かって、時に浅薄と評されるかもしれない恐るべき突進力で以て疾走していく...

一度きりの人生、やりたいことだけやって好きなように生きていこう、と思うのは簡単だが、それを実行に移すことができる人は世の中にほとんどいない。 その中で、「犬ぞりレースがしたい」という、まさに自分の思い描く夢に向かって、時に浅薄と評されるかもしれない恐るべき突進力で以て疾走していく著者の生き様は、実に爽快かつ痛快に過ぎる。 構成や文章もエンターテインメントとして非常に読みやすく作られており、チームで相当練り込んだであろうことが想像できる。 ただ、大きく引っ掛かったのが、最初のユーコンクエスト挑戦に至る過程の描写がまったくなかったこと。 そこまでは1つ1つの著者が踏んでいったステップが具体的な苦労話とともにしっかり語られ、それがとても面白くてストレスなく一気に読み進められたんだが…。 何か書き記せない壮絶な事情があったのか、それとも…と要らぬ邪推までしてしまう。 あとは端々に、個人の実名などを出して自分が不利益を被った出来事をちょいちょいアピールするのが少しだけ気になった。 全般的には、繰り返すが大変読み応えのある記録だし、また資料的な価値も充分ある一冊だと思う。

Posted byブクログ

2018/04/01

世界一過酷な犬ぞりレース『ユーコンクエスト』に挑戦する著者と犬たちの絆の物語。 夢を追う素晴らしさとその過酷な部分の両方が垣間見える。

Posted byブクログ

2017/03/09

この本を取ったきっかけは 植村直己冒険賞をふと見てた時に 『犬ぞりレース1600kmを完走』 という文章が目に留まった。 そんなレースが未だに行われているのか どのような人達が出場しているのだろうか 何のために? 様々な?と興味が湧いてきてこの本に辿り着く。 読み進めると 予...

この本を取ったきっかけは 植村直己冒険賞をふと見てた時に 『犬ぞりレース1600kmを完走』 という文章が目に留まった。 そんなレースが未だに行われているのか どのような人達が出場しているのだろうか 何のために? 様々な?と興味が湧いてきてこの本に辿り着く。 読み進めると 予想を超える苦難の連続だった 犬の訓練や世話、カナダ、アラスカでの生活 対生き物、対大自然が相手なので 一筋縄では行かない どーんと壁にぶち当たり続けてしまう 読んでいるともう辞めなよと 何度も思ってしまうが 本多さんの明るさが クヨクヨせず考え過ぎても仕方ない、 行動してから考えようという性格なので 救われる。 オーストラリアの出稼ぎ旅行を経ての 再起は最も心が揺さぶられる。 緊迫感というよりは 口をギュッと結んで 固唾を飲んでしまうタイプ の読書体験だ。 本多さんは2016時点 ユーコンで29匹の犬と 一緒に暮らしている。 人に迷惑を掛けないギリギリのライン。 何でかなんてそんな重要じゃない 犬が好きでレースの後にビールが飲めれば それでいいではないか。

Posted byブクログ

2020/01/17

昨年度の植村直己冒険賞を受賞した犬ぞり師、本多有香さんの著書『犬と、走る』を読んだ。 25歳で単身カナダに渡り犬ぞり師として活躍して十余年。北米やヨーロッパでは犬ぞりレースは結構なメジャー競技らしいが、賞金だけで生活出来るわけではなくビルの清掃などの兼業も必要だという。 以前...

昨年度の植村直己冒険賞を受賞した犬ぞり師、本多有香さんの著書『犬と、走る』を読んだ。 25歳で単身カナダに渡り犬ぞり師として活躍して十余年。北米やヨーロッパでは犬ぞりレースは結構なメジャー競技らしいが、賞金だけで生活出来るわけではなくビルの清掃などの兼業も必要だという。 以前NHKの番組で彼女のレース(ユーコンクエスト)に密着している姿を観たが、犬に優しく接する姿が印象的だった。冒険家が境地で犬ぞりを使う場合、家畜として酷使し死なせるケースも多いようだ。だが本多さんの姿からは、犬と共に暮らし、共に走る喜びを分かち合おうとする姿勢が読み取れる。 ユーコンクエストやアイディタロッドなどの長距離レースでは1600キロも走るわけだが、犬との信頼関係が無ければ到底完走することは不可能だろう。その距離は札幌から広島くらいに匹敵するらしい。 アラスカで犬舎を構えて犬ぞり師として生活するには想像を絶する苦労もあったようだ。 しかし追い求めることを恐れなければ人生はこんなにも拓かれてゆくのだと清々しい感動を覚えた。

Posted byブクログ

2016/05/10

かなり面白かった! 読んだきっかけは、"犬"が好きだから。 犬ぞりレースとはどんなものか、どんな苦労があるのか知りたかったから。知識を求めて手に取ったので、内容には期待していなかった。 それがそれが… なんてドラマティックな内容!好きなことをやりたい、ただ...

かなり面白かった! 読んだきっかけは、"犬"が好きだから。 犬ぞりレースとはどんなものか、どんな苦労があるのか知りたかったから。知識を求めて手に取ったので、内容には期待していなかった。 それがそれが… なんてドラマティックな内容!好きなことをやりたい、ただそれだけに、がむしゃらにパワフルに突き進む姿が、読みやすい文章で綴られていました。 破天荒だからか、エピソードがいちいち面白い! 映画化してほしい!と強く思います。

Posted byブクログ

2016/08/15

読んでいるこちらの理解の及ばないナ二モノカに惹き付けられて行動しはじめる彼女を、僕はただぽかんと口を開けて見届ける。 スマートな人生とは正反対。 だから素敵なんだな。

Posted byブクログ