語りつづけろ、届くまで の商品レビュー
本当に久しぶりにこのシリーズを読んだ。 主人公が普通のサラリーマンなので大沢作品としてはかなりライトな印象ですが、ここ一番では本職の反社会的勢力を凌ぐ気合いを見せます。 内容の割にちょっと長くて緊張感が持続しないかも。
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坂田勇吉シリーズ第三弾。詐欺、殺人…、老人会、ボランティアの女性、詐欺師、ヤクザがらみの東京の下町を舞台に、日本一不運なサラリーマン坂田勇吉が走り回る。
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図書館で借りて、大沢在昌(ありまさ)の新作「語りつづけろ届くまで」を読みました。 大沢在昌氏はハードボイルド系のミステリー作家で、「新宿鮫」の著者。新宿鮫Ⅳで直木賞を取っています。 この時代にあって、数少ない売れっ子作家で、実は、高校の先輩。 といっても3年先輩なので重なっていま...
図書館で借りて、大沢在昌(ありまさ)の新作「語りつづけろ届くまで」を読みました。 大沢在昌氏はハードボイルド系のミステリー作家で、「新宿鮫」の著者。新宿鮫Ⅳで直木賞を取っています。 この時代にあって、数少ない売れっ子作家で、実は、高校の先輩。 といっても3年先輩なので重なっていませんけど。 そして、この人の作品を初めて読みました。 ハードボイルドは大好きですが、普通のミステリーはあまり読みません。ハードボイルドな流れが好きという感じです。 ミステリーって、謎が謎を深めていき、最後にどどっと氷解していくパターンが多いのですが、人と人との会話で一気に種明かしみたいなことをしていくので、何が何だか分からないというか、ミステリーファン以外の読者を置いてきぼりにすることが多いように思います。 この作品も、そういうきらいがありました。 ただ、450ページ近くもありながら、すいすいと引き込ませるところがさすがだなあとは思いました。 帯に書いてあるキャッチフレーズは「がんばれサラリーマン」。 主人公はまもなく30才になるサラリーマン。 大手菓子メーカーに勤めている独身男で、草の根営業で老人ホームに足を運んでいるうちに事件に巻き込まれるというシチュエーション設定でした。 実は、私が何年かぶりに書き始めた小説も、大手菓子メーカーのサラリーマンという設定でした。これを読んでがっくり。売れっ子作家と同じ設定ではダメですね。 ちぇっ、変えなければ。 何にしようかな。先は長いな。
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安定の巻き込まれ坂田さん。ハードボイルドとは、ちょっと違うけど……大沢さんをたまに読みたくなるんです。
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男気のある草食系サリーマン坂田勇吉が主人公の第三弾。黒社会の気配と会社員の良心とのせめぎ合いがノワールとはまた違う面白さのある作品。
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「日本一不運なサラリーマン」坂田勇吉のシリーズ第3弾。 さすがに新鮮味はないけど、相変わらず巻き込まれ型の小説としては面白い。 ただ、大沢作品で思うことだけど、ちょっと気になるのは、誰が何をどうした、という根幹となる主題を、わざとややこしくしてわかりづらくしているように思えて...
「日本一不運なサラリーマン」坂田勇吉のシリーズ第3弾。 さすがに新鮮味はないけど、相変わらず巻き込まれ型の小説としては面白い。 ただ、大沢作品で思うことだけど、ちょっと気になるのは、誰が何をどうした、という根幹となる主題を、わざとややこしくしてわかりづらくしているように思えてならない。 もっとシンプルな設定、というか、展開でいいんじゃないだろうか。 ヒロインとの絡みもちょっと物足りない。
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ノンストップアクションノベルの決定版ともいうべき、「日本一不運なサラリーマン」坂田勇吉シリーズの3作目にして、最終作とか。 まあ、一介のサラリーマンがそんなに何回もヤクザとの絡みがあったら、あまりにも絵空事!3回もあること自体すでにそうだが(笑) 今回は、地元東京で巻き込まれた厄...
ノンストップアクションノベルの決定版ともいうべき、「日本一不運なサラリーマン」坂田勇吉シリーズの3作目にして、最終作とか。 まあ、一介のサラリーマンがそんなに何回もヤクザとの絡みがあったら、あまりにも絵空事!3回もあること自体すでにそうだが(笑) 今回は、地元東京で巻き込まれた厄介事に、老人会の老人たちが坂田に助力する。 現代日本の高齢化社会を反映して、今後こういった、老人が脇役あるいは主役となる作品が増えてゆくかも。
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坂田さんの気弱さと真面目さに妙にはまります。その場に立ってそこまで落ち着いていられるかという気はしますけどね。
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大沢在昌氏の真骨頂かな。 読み始めはあれ?なんか軽い感じの主人公、そしてほのぼのした舞台やなぁと思いながら読み進めておりましたが途中から一気に大沢在昌ワールド全開。 途中でかつての「走らなあかん、夜明けまで」の主人公だと思い出し、一気にクライマックスまで読み耽ってしまった。 ...
大沢在昌氏の真骨頂かな。 読み始めはあれ?なんか軽い感じの主人公、そしてほのぼのした舞台やなぁと思いながら読み進めておりましたが途中から一気に大沢在昌ワールド全開。 途中でかつての「走らなあかん、夜明けまで」の主人公だと思い出し、一気にクライマックスまで読み耽ってしまった。 線の細い真面目なサラリーマン坂田勇吉。 しかし、事件に巻き込まれた時の地力が半端ない。 物語の前半と後半でキャラが変わってない?と思うほどの肝の据わり方がカッコいい。 シリーズ3作目だが第1作が20年以上前!だいぶ時空を超えて来た主人公だなと。 シリーズであってシリーズではない、そんな一冊でした。 久々に脇目もふらずの一気読みは大沢在昌作品ならではの筆力だわ。最高のエンターテイメント!
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ついてないサラリーマンシリーズの大3弾。1弾めが一番おもしろかった。今回は、無駄にあっち行ったりこっち行ったり、会話ばかり多くて「○○が言った」の連続。もう少し登場人物を絞って、じっくりと心理描写など入れればよかったのではないかと思う。
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