青空娘 の商品レビュー
なにかあっけらかんと明るい話が読みたいなと思って、獅子文六あたりを探していたところ、どこぞで「源氏鶏太もいいぞ」とお勧めされて読んでみた。源氏鷄太は昭和25年~50年あたりに人気を博した大衆作家で、この「青空娘」も刊行同年の昭和32年に映画化までされている。時は移って平成28年頃...
なにかあっけらかんと明るい話が読みたいなと思って、獅子文六あたりを探していたところ、どこぞで「源氏鶏太もいいぞ」とお勧めされて読んでみた。源氏鷄太は昭和25年~50年あたりに人気を博した大衆作家で、この「青空娘」も刊行同年の昭和32年に映画化までされている。時は移って平成28年頃に懐古ブームで注目され、ちくま文庫から再版。典型的なキャラクタ造詣とご都合主義のストーリーで小説としての完成度は決っして高くないが、仕事で疲れた帰りの電車で読むにはこれくらいの話が丁度いい。楽しく読めた。
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主人公は辛く苦しい日々を送るけど、まさにシンデレラの様に、最後は全てハッピーエンド♪ 素敵な偶然ばかりが重なって出来過ぎ感はあるけれど、それでもそうあってくれて良かったと思える心温まる作品でした。 最近、辛くて苦しくて現実味たっぷりのお話を読む機会が多かったので、久々に安心してハッピーエンドを喜ぶことができました。
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源氏鶏太さん作品1 山内マリコさんが解説を書かれていることを知り 気になって読んでみました。 1956年7月から1957年11月まで「明星」に 連載されていたことにも驚き。 朝ドラを観ているかのような気分。 有子さん波瀾万丈すぎて大変すぎる。 幸せになってほしい。 源氏鶏...
源氏鶏太さん作品1 山内マリコさんが解説を書かれていることを知り 気になって読んでみました。 1956年7月から1957年11月まで「明星」に 連載されていたことにも驚き。 朝ドラを観ているかのような気分。 有子さん波瀾万丈すぎて大変すぎる。 幸せになってほしい。 源氏鶏太さんの他の作品も気になる。 青空娘の映画も気になる。 若尾文子さん可愛いし美しい。
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昭和30年代の、スマホなどない、いい時代の素敵な物語でした。ハラハラしたり、胸が熱くなったり、いつしか有子のファンになって読みました。登場人物がすべて個性的で、中でも弟の弘志が良かった。
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現代版シンデレラストーリー。 都合のいい偶然が多いのでちょっと笑えるが安心して読める。 おじいさんのことはもう少し気にしてほしかった。
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展開が早くてなんとも読みやすい軽快な小説。幸せと不幸せが交互に訪れ、青空娘こと「有子」さんは大忙し。泣いたり笑ったり、困ったり助けられたり。有子さんはどんな辛い境地に陥っても明るく振る舞う。自分を律し、へこたれないのが素晴らしい。だから私は彼女は良い人から好かれ、眼をかけられるのだと思う。確かに運はいい方なのかもしれないけれど、やはり有子さん自身の明るい性格がみなを優しくさせるんだろうな。最後は中くらいの幸せで幕を閉じる。なぜかというと、おじいさんと義弟と離れざるを得ないから。全員で幸せ!がよかったなあ。
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句読点の多さに読み始め戸惑いましたが、お話にすぐに引き込まれて全く気にならなくなっていました。 ご都合主義なところがいっぱいだけどそれも含めて清々しく面白かった! 「あら、困りますわ」「東京までいらっしゃいますの」と言ったような会話がとても上品で素敵だと思いました。 若尾文子さん...
句読点の多さに読み始め戸惑いましたが、お話にすぐに引き込まれて全く気にならなくなっていました。 ご都合主義なところがいっぱいだけどそれも含めて清々しく面白かった! 「あら、困りますわ」「東京までいらっしゃいますの」と言ったような会話がとても上品で素敵だと思いました。 若尾文子さんの有子を映像で見てみたくなりました。
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源氏鶏太さん(1912~1985)、たぶん全作品を読了しています(^-^) 最も沢山の作品を読んでる作家さんです。「青空娘」久しぶりに再読しました。きっかけは、1966.5刊行のこの作品、2016.2にちくま文庫として新しく刊行されたのを目にしたからです。「青空娘」、ママ母や意地...
源氏鶏太さん(1912~1985)、たぶん全作品を読了しています(^-^) 最も沢山の作品を読んでる作家さんです。「青空娘」久しぶりに再読しました。きっかけは、1966.5刊行のこの作品、2016.2にちくま文庫として新しく刊行されたのを目にしたからです。「青空娘」、ママ母や意地の悪い姉などにいじめられながらも、青空のように清潔で少しも卑しいところのない小野有子と、そんな彼女を支え愛する人たちの物語、源氏さんらしさの詰まった作品です。読了したくなくて、終わりになるほどゆっくりページをめくりました(^-^)
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映画を観るようなスピードで展開していく。ページをめくるスピードもいつもより速かった気がする。たたみかけるように起こる出来事に,気がついたときには主人公の心情にシンクロしたみたいになっていた。
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句点の多さに疲れる。 その内癖になるのだろうかと思いながら読んでいたが、癖になる前に句点を無視することを覚えた。 そうしてみると、ただの少し文体の古い小説。 なんだかとても健気で、純粋で、私もそんな気持ちを忘れてはいけないなぁと思った。 有子と町子の再会シーンでは涙を堪えられなかった。 ーーー 主人公の少女、小野有子は祖母の死によって自身の出生の秘密を知り、見知らぬ土地東京で暮らすことになる。継母とその子供たちからのいじめ、手がかりの少ない実母の行方探しなど幾多の困難にぶつかるが、それでもけなげに真直ぐ生きる彼女に手を差し伸べてくれる人々が現れ、運命は好転していく……。青空のように明るく希望に溢れた日本版シンデレラストーリー。
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