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証言拒否(下) の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2023/02/23

これは面白い法廷物語。ハラーの物語の中でも屈指だ。なのに何故こんなにガッカリしているのだろう。いつものことだが。 ハラーは結局、殺人者を無罪の評決に勝ち取る。後味は悪いがこれが小説か。 モヤモヤを残したまま物語は続いて行く。

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2020/05/17

相変わらずとても面白い。刑事物の方が好きだが、弁護士物も負けずに面白いと思う。とにかく検察側と弁護側が考えている事がリアルで、信じられないクォリティだと思う。ハリーボッシュシリーズ同様に、できれば一作目から順番に読んでもらいたい。

Posted byブクログ

2020/05/01

景気低迷で、差し押さえ案件を手がけるようになった弁護士ミッキー・ハラー。自宅を銀行に差し押さえられそうになっていた依頼人のリサが逮捕されたという。銀行の重役を撲殺した疑いで。リサは差し押さえ被害者の会を立ち上げ、銀行の前でデモをしていた。様々な証拠が積み重ならがリサはやっていない...

景気低迷で、差し押さえ案件を手がけるようになった弁護士ミッキー・ハラー。自宅を銀行に差し押さえられそうになっていた依頼人のリサが逮捕されたという。銀行の重役を撲殺した疑いで。リサは差し押さえ被害者の会を立ち上げ、銀行の前でデモをしていた。様々な証拠が積み重ならがリサはやっていないと主張し、有罪答弁取引には応じない。担当の検事は凄腕で、絶体絶命のハラーは・・・ 常に高品質のマイクル・コナリー作品の中でもピカイチ。何も文句のつけようがない。誰が何のために証言拒否するのか、なぜそれがタイトルなのか、予想を大きく裏切ってくれる。 有能な調査員、怪しい依頼人リサ、怪しすぎるリサの後援者と脇役が必要十分にいる。多すぎると訳がわからなくなるし、少なすぎてもつまらない。 そして二転三転するプロット。ドキドキがずっと続く。そして複雑な法廷戦術。これが最高。時代小説での戦争のシーンはほとんど飛ばしてる。何故だかあまり興味が持てない。戦争よりも法廷の戦術が好きだ。 前作からの続き物的側面はほぼゼロ(ハラーの前妻や娘が出て来るけれどストーリーには無関係)なので、初めてコナリーを読む人で、ハードボイルド(ハリー・ボッシュシリーズ)はちと苦手という人にオススメ。

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2019/02/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

敏腕弁護士名に違わず、依頼人の利益を最大限に守ったわけですが、最後が衝撃的ですね。ハラーが、検事長に立候補する気持ちもよく分かります。良心に目覚めたのかも。

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2018/12/30
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住宅ローン未払い 差し押さえ案件 シングルマザー 銀行副社長撲殺事件 無罪の主張 凶器の発見 身長差 犯行可能か? マフィア 別の容疑者 証言拒否 合理的疑い 無罪判決 勝利パーティー 風船 犯行可能だ!! 真実 失踪した元夫

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2018/12/25

とにかく勝たなきゃ意味がないって感じで戦うハラー。でも、本当にそれで良いのか?最後まで楽しませてくれました。次回、ハラーとボッシュの競演が楽しみです。面白かった!

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2018/10/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

(上巻より) 車を事務所にしているスタイルが好きだったので、 事務所をもってしまったのはちょっと残念。 アソシエイトも雇って、再婚も積極的に望んでいて、 なんだかハラ―のまわりが変わってきたな~、と思ったら、 地区検事長に立候補するとは。 さらに残念。 それにしても、 風船を使った殺人のトリック(意図的ではないが)も興味深かったが、 プライム・ローン問題にかぶせて、 夫の殺人を隠蔽するとは、面白すぎる。

Posted byブクログ

2016/11/26

いつもより裁判での難解なシーンが多かったような…。ごく一般的な生活を送る私には『合理的な疑い』というのが奥深い概念に感じられるからかな。 でも相変わらずミッキーはカッコいいし、なおかつ更に成長しようとする姿勢がまたステキ。

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2016/05/03

さすがの法廷劇で安心して、かつワクワクしながら読み進められた。ラストも納得感がある終わり方で満足度も高い。

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2016/04/09

シリーズ四作目は、コナリー最長となる大作。相変わらずストーリーが面白いので、ボリュームを気にすることなくさくさく読めた。 検察側と弁護側のスリリングな駆け引きを絡ませた息詰まる攻防戦は“ザ・法廷劇”。ハラーは今回リンカーンを降りて事務所を構え、有能な調査員と共にチームで公判に挑...

シリーズ四作目は、コナリー最長となる大作。相変わらずストーリーが面白いので、ボリュームを気にすることなくさくさく読めた。 検察側と弁護側のスリリングな駆け引きを絡ませた息詰まる攻防戦は“ザ・法廷劇”。ハラーは今回リンカーンを降りて事務所を構え、有能な調査員と共にチームで公判に挑む。弁護側の勝利とはすなわち、陪審員に無罪の印象を植え付けること。検察側の主張を踏まえた上で、弁護側のストーリーを上塗りする戦略は卑劣に見えるけれども、司法制度の中では正当なのよね。この辺りの認識のギャップにジリジリさせられながらも、それはそれで読み応えがあった。 物語は法廷でのシーンが大部分を占める。検察、弁護側双方の主張で局面は二転三転し、その都度優位性が逆転する展開が印象的。リーガル・サスペンスとしての謎解きなので、多少の違和感や物足りなさはあった。ラストは予測可能。それまでの展開から考えるとしょぼい感は否めないが、もうこれはオマケだと思ってしまおう。

Posted byブクログ