ウィメンズマラソン の商品レビュー
ずーーーっと前から気になっていた本。(年単位) やっと読みました。 私は勝負っ気がないマイペース人間なので、あまりスポーツ系の本は読みたいとは思わなかったんだけど、坂井希久子さんの本は面白いなぁと思っていたし(←私の意見)、実際のマラソン大会を舞台にした、もしかしたらこんなドラ...
ずーーーっと前から気になっていた本。(年単位) やっと読みました。 私は勝負っ気がないマイペース人間なので、あまりスポーツ系の本は読みたいとは思わなかったんだけど、坂井希久子さんの本は面白いなぁと思っていたし(←私の意見)、実際のマラソン大会を舞台にした、もしかしたらこんなドラマを抱えて走っていたランナーがいたかもしれないということもあり(←私にこの本を推してきた方の意見)。 初めはなんか読んでて悔しい、歯がゆい、やりきれない気持ちがしんどかったけど、途中から一気に読んでしまった。読んでる間自分は座って読書してるのに、走ってる気分になって、ふと中断して立ち上がると、脚は痛くないか? 軽いか? なんて考えてしまって、自分が主人公と一体化してしまっていた。ちなみに、私は運動神経が悪いし走るのは遅い。でも父親がフルマラソン走ってたので、私も一応マラソンをしていたのははるか昔の子どもの頃。。。 ほんと、ラストのラストで岸峰子がオリンピックに行けたのか? メダルは取れたのか?の答えが書かれているという構成がすごいなぁと思った。いや~、読者を最後まで一気に走らせてくれましたね。 三浦しをんさんの駅伝の話とか、瀬尾まいこさんの本にもマラソン?、陸上?の本あったし、読んでみようと思います。
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オリンピック代表から外されることになった峰子が、妊娠、出産、子育てを経て再びオリンピックを目指す。 妊娠と出産と子育てを経験した女性として、共感する感情がたくさんあった。近くに峰子がいたら、そんな風に思うのはあなただけではないのだと声を掛けたいと思った。 辻本に対する感情は私の...
オリンピック代表から外されることになった峰子が、妊娠、出産、子育てを経て再びオリンピックを目指す。 妊娠と出産と子育てを経験した女性として、共感する感情がたくさんあった。近くに峰子がいたら、そんな風に思うのはあなただけではないのだと声を掛けたいと思った。 辻本に対する感情は私の理解を超える部分があったけど、オリンピックを目指すくらいの選手だから、根性も感情も強くて粘り強くて感動する。 これは実話なのかな。 読みながら探し続けていた、最後にさりげなく書かれた結果に、涙が流れた。 市民ランナーの端くれとして、またマラソンしてみようかな、という気になった ^_^
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女子マラソンのオリンピック代表に選ばれながら、妊娠が発覚しバッシングを受けながら娘を産んだ峰子。彼女は離婚を経てまたマラソン競技へ戻ろうとするが… 自分の信じた道を行こうとして、何度も惑いながら、それでもずんずんと前へ前へと進んでいく「強い」主人公、峰子の姿に引っ張られるままに...
女子マラソンのオリンピック代表に選ばれながら、妊娠が発覚しバッシングを受けながら娘を産んだ峰子。彼女は離婚を経てまたマラソン競技へ戻ろうとするが… 自分の信じた道を行こうとして、何度も惑いながら、それでもずんずんと前へ前へと進んでいく「強い」主人公、峰子の姿に引っ張られるままに、あっという間に物語のゴールへとたどり着きます。爽快感、がまず後に残る清々しいお話です。 といっても彼女の道は苦難ばかりで、まったく理不尽なものも少なくない。それでも、大切な娘や親、ライバル、コーチたちの支えを得て、彼女は進んでいく。いっしんにゴールを目指していく。 そんな芯のゆるがない彼女の姿は時折痛々しいほどだけれど、それでも、ゴールの果てを目指さざるを得ない。その果てを超えないと、自分が未来へと、これまでの自分自身ではない自分へ変わってゆけない。その真摯さが、ひたすらまぶしく、時折うらやましく思いました。 マラソンを描いた物語ですが、スポーツ物というよりも、ひとりの女性の生きかたを描いた話として、とても心に残りました。
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ロンドン五輪女子マラソン代表選手に選ばれながら、妊娠発覚で出場辞退。当然、日本中から総バッシングで四面楚歌状態。岸峰子、三十歳、シングルマザー。リオ五輪に向けて彼女の再挑戦が始まる。 ヒロイン・峰子が最初はどうにも取っ付きにくい。それが読み進めにつれて、拳を握りしめるほど応援した...
ロンドン五輪女子マラソン代表選手に選ばれながら、妊娠発覚で出場辞退。当然、日本中から総バッシングで四面楚歌状態。岸峰子、三十歳、シングルマザー。リオ五輪に向けて彼女の再挑戦が始まる。 ヒロイン・峰子が最初はどうにも取っ付きにくい。それが読み進めにつれて、拳を握りしめるほど応援したくなる。マラソンほど「がんばれー!」という声援がぴったりはまるスポーツはない。頑張るとは我を張ること。限界は自分で決めるもの。彼女の真っ直ぐな生き方は応援せざるえない。
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これまで数冊読んできました。「虹猫喫茶店」「ハーレーじじいの背中」、良かったです。でも、今回読んだ「ウィメンズマラソン」、感動しました。1977年生まれの坂井希久子さん、すっかりファンになりました(^-^) 2016.2発行の作品です!走るひと、ライバル、監督、コーチ、家族、記者...
これまで数冊読んできました。「虹猫喫茶店」「ハーレーじじいの背中」、良かったです。でも、今回読んだ「ウィメンズマラソン」、感動しました。1977年生まれの坂井希久子さん、すっかりファンになりました(^-^) 2016.2発行の作品です!走るひと、ライバル、監督、コーチ、家族、記者、世間・・・、栄光と挫折・・・、さまざまな要素が交錯した味わい深い感動作です!
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「限界?そんなもの誰が決めたの?」 そうだよねぇ。こんなことガタガタ言ってるスタミナがあるなら、一歩でも前に進まなきゃ。 明日からもがんばるか、と思えるのでぜひ日曜の午後に読んでください。
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