西遊記(11) の商品レビュー
出てた!知らなんだ! 火焔山を越えたい一行と牛魔王のとこなんやけど、斉藤洋の解釈がかなり入ってて、だいぶ雰囲気は違うよ。 みんな義理堅いし優しいわ。 ほんで悟空は真面目やわ。
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ついに出た!そしてついに読みました!下の子のために1巻から読み直していたら11巻にとりかかるのに時間がかかってしまいました。 さて、いよいよ、いろいろと因縁のある牛魔王との対決です。巨大な火焔山を描いた鮮やかな表紙の効果もあり、読む前から気持ちが高まります。 と、そのようなお膳立てに比べると、実は展開は意外と地味かと感じました。決してつまらないというわけではないのですが、おやそういうアプローチなのか、という感じです。これまで牛魔王が積極的な行動を起こしてこなかったことと、もちろん何のわだかまりもないはずはないことから考えるとこのストーリーには必然性を感じました。今回の悟空の行動は、悟空らしい、そして斉藤洋らしい細やかな仁義ある行動と言えるでしょう。wikipediaによると元々のストーリーはまったく違ったらしいので、本シリーズでの登場人物の性格にあわせてこのようなストーリーにしたのでしょう。しかしごにょごにょしたなという印象はやむを得ないかと思います。 うちの上の子たちは久しぶりの西遊記に満足していました。前のように、もっと読んでとせがんでました。牛魔王と女妖怪たちの人間関係には失笑していたし、悟空は優しいよね、と言っていました。
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火焔山における牛魔王との戦いといえば、シリーズ名場面の一つ。オリジナルでは天界も加わった激しい戦いが繰り広げられるが、この斉藤版では孫悟空と牛魔王との一騎打ちのみ。しかもあっけない結果に終わる。愛人とのふしだらな生活にうつつを抜かしていた牛魔王、もはや厳しい旅で成長した孫悟空の敵ではなかったのね。その後に悟空がついた優しい嘘がいいじゃないの。ところで、調べてみると、火焔山は実在の山。摂氏50℃を超えることもあるという、まさに「火の山」である。
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