サバイバルアクティブ・ラーニング入門 の商品レビュー
「任せ、失敗させ、乗り越えさせること」 大人を育て、有能な社会人に育てる方法はひとつしかない、と語られています。そして、こどもを育てる、という点で、社会の誰が責任をもって担うかを問い、学校が、教師がどう変わるべきかを提示しています。 一人の親として、最近の小学校をみていると、...
「任せ、失敗させ、乗り越えさせること」 大人を育て、有能な社会人に育てる方法はひとつしかない、と語られています。そして、こどもを育てる、という点で、社会の誰が責任をもって担うかを問い、学校が、教師がどう変わるべきかを提示しています。 一人の親として、最近の小学校をみていると、 ・稚拙な「発表」の時間がフィードバックがないまま延々と続く ・保護者に見せるのは、普段の授業ではなく、イベントや、外部講師が担当する「一見進んだ授業」 ・地域の施設にでかける授業では、参加者のためではなく、催し物をする側が事前に決めたセリフだけを一方的に話して終わりになる そんなことをよく見かけます。 「やったふりアクティブ・ラーニング」が蔓延するころは、もう、きっといろんなことが手遅れになっていることでしょう。 ただ、企業や社会の側も、「その職業(ジョブ)をうまくこなすにはどんな力がいるのか」を定義できない現状があるように感じます。銀行員という職業に、どんな力があればよいのか、という点です。 過去の銀行員とこれからの銀行員に求められる力は異なるはずですが、銀行員に採用されようと思ったら「今の銀行員が思う、将来の銀行員に必要な能力」を持っていると判断されなければ不採用になってしまいます。 こどもも、大人も、変わらないとサバイバルできないことを強く感じさせられます。
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