シークの隠された妻 の商品レビュー
『未熟な花嫁』関連作。リジーの妹、クリシーがヒロインです。 学生だったクリシーが成長し、大人の女性としてシークと立ち向かいます。物語どうしの絡みはないので、単品で楽しめる構成。 今回も傲慢極まりないヒーローですが、愛のある誠実な男なので鬼度は薄いです。リンのファンからすると、定番...
『未熟な花嫁』関連作。リジーの妹、クリシーがヒロインです。 学生だったクリシーが成長し、大人の女性としてシークと立ち向かいます。物語どうしの絡みはないので、単品で楽しめる構成。 今回も傲慢極まりないヒーローですが、愛のある誠実な男なので鬼度は薄いです。リンのファンからすると、定番すぎる構図で始まり、ほどほどに楽しめて終わる辺り物足りなさを感じるが、リン作品をあまり読んでいない方ならお楽しみいただけると思う。 尊敬する父王が、自分に嘘をつく酷く残酷な面を持ち合わせていることを知り、ヒロインの過酷だった状況を知るにつけ、自己の内面との折り合いを付けられずに苦しむヒーローの姿が萌です。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5084.html
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誤解というものは怖ろしく、時に人間関係を決定的に破綻させるものです。 ヒ―ローは砂漠の国の王ですが、皇太子時代にイギリスの若い女性と恋に落ち、結婚式まで極秘に挙げてあきながら、彼女の元から去りました。 彼女には皇太子の父親、つまり国王が対面し、手切れ金を渡して、息子はもう彼女には会いたくないと言っていると冷たく突き放したのです。 しかし、現実には、すべて父親が仕組んだことでした。 二人が再会した時、ヒロインは一人で出産した双子をシングルマザーとして懸命に育てていました。二人はまだ夫婦関係にあったため、国王となった彼は離婚するために彼女の前に現れたのですが、子どもの存在を知るや、彼女に子どもを連れて自分と来るように言い渡します―。 結局、二人の間の「誤解」は前国王がすべて独断で仕組んだことが判り、二人は心からの愛と信頼関係を今度こそ築きます。 ハッピーエンドで良かったと思うものの、前国王のあまりの身勝手さは到底理解できませんでした。
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☆4+ 良いリン♪♪♪ やっぱりすれ違いはハーレクインの醍醐味。 ヒーローが根がまじめなのもよかった。 王らしく尊大なのはいいけど、 傍若無人な傲慢ヒーローだとちょっと…なので。 なんとなく「魅惑の千一夜」を思い出したわ。
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