93番目のキミ の商品レビュー

山田悠介(著者)

2022/09/25

相棒アプリをダウンロードしたスマロボは人間のように心が宿り、感情を抱くようになり、日々の経験から様々なことを学習し、自分で考えて独自の判断、行動もできるようになるーー。人とロボットのふれあいを描いた、心温まる物語。

物語に登場するスマロボIIのシロは、人型ロボットのPepperをイメージしながら読んだ。こんな風にロボットと心を通わせることができたら素敵だなーと思った。

2022/04/16

人工知能を持つロボットと生活する也太。
ロボットとある姉弟に出会うことで、
也太が変わっていく話に
最後はやっぱり本人次第なんだなと思った。

欲を言えば、最後のもう少し先が見たかったかな、、、

2021/09/28

序盤は主人公のクズ男ぶりが目立ってイライラしました。
こういうタイプほんと嫌いだなと。
こんな人に買われたロボットのシロが可哀想に思えてきて、さらにイライラ。

ただ、中盤からちょっと変化が見え隠れして。
そんな嫌な奴じゃないかもしれないと思えたりもして。

最初から最期まで、シロが愛おしかったです。
こんなロボットが一般社会に出てくる未来は近いのかな。
シロのようなロボットとなら一緒に暮らしてみたい。

2021/05/13

中学生に1度読んで、とても感動した記憶があり、3,4年振りに読んでみたらまたしてもかなり感動して泣いた。シロの尊いし良い奴すぎるしなんかでも良い奴でまとめちゃダメな気がするくらい純粋な心を持ってる感じ。本当に自分の心と向き合うきっかけになる。

エピローグの部分でナリタがちゃんと朝ごはんを食べてるところをはじめ、何気なく綴られているが、シロとの思い出があってこその物事に最後は畳み掛けるように泣かされた。まじで定期的に読みたい。

2019/11/15

終わり方がすっきりな上に心温まる。
主人公の金銭感覚と女性への扱いがクソなところ以外は本当に読んでいて優しい気持ちになれた。
人を愛する気持ち、命の大切さ
子どもに勧めたい

2017/03/14

「相棒アプリ」によって感情を持ち、自らを進化させていく「スマロボ２」。
外見はロボットでも、人と同じように喜び怒り哀しみ楽しむ。
人間は本当に勝手な生き物だ。
罪がないものを罪があると決め付け、自分たちは安全だとホッとため息をもらす。
そして、結局は根本的な問題には手を打たずに、同じ悲劇が繰り返される。
事件が起きると必ず原因探しがされる。
そして、たいがいは何も罪のないものが槍玉にあげられて排除されていく。
漫画しかり、アニメしかり、小説しかり。
毎日驚くほどに人間が交通事故で命を落としても、車の不買運動をしようなんて人は誰もいない。
でも、近い未来、ロボットがもっと一般的になり社会に存在するようになったら。
そして、ロボットが犯罪に利用されるようなことになったら。
間違いなく、排除しようとする運動が起きるだろう。
本当に悪いのは漫画なのか、アニメなのか。
事件を起こしたのは人間のはずなのに、自主規制という名のもとに排除されていく罪のないものたち。
ホラーっぽいものよりも、やっぱりこういった優しさのある山田悠介の物語のほうが好きだ。
走ることの出来ないシロを思いやる気持ちもなかったナリタ。
二度と電源を入れることがないにしても、まるで粗大ゴミのような扱いをしたスマロボに「申し訳ない」と思えるようになったナリタ。
そして、シロの気持ちをちゃんと汲んで願いを叶えてあげたナリタ。
優しい気持ちに人間とかロボットとか関係ないのかもしれない。
結局は、優しさを持てるかどうか。
何かのせいとかじゃなく人それぞれの問題なんだろう。

2016/12/12

息子が大きくなったら読んでもらいたいと思った。命の大切さも、生きることの大変さも描かれていて、とてもキレイな小説だった。

2016/09/20

話は☆4つ、だが也太の(主に金銭面での)甘えっぷりにムカ！っとしてﾏｲﾅｽ。 約60万であの性能。俺の相棒は250ccでぶっ飛んでくれるだけ。 心配も励ましもしてくれん。 出来すぎだがほっこりいい話だった。

2016/06/01

ＡＩ搭載ロボット「シロ」と持ち主「ナリタ」、小学生の友達「トモキ」の物語。

うすうすは感じていたけど最後がなーぁ。
やっぱり泣いちゃった。

2016/04/10

ロボットものというので手に取ってみた

ロボット大好きなのでシロはただただ可愛い
設定は本当に羨ましいし、色々と想像できて楽しい
近い将来にあり得る話だし、問題とされてるテーマもよくわかる

ただ登場人物が一様に空々しく薄っぺらで
言葉が何も響かないなぁと感じた
リアリティもない
個人的に、誕生日プレゼントに靴をチョイスしたのが本当に信じられない
伏線のために仕方ないとはいえ、靴なんて本人が合わせてみないと選べない最たるものだというのに、イイもの選んだオレカッコイイみたいに得意げになっているのになんだかとてもガッカリして、そこからどう頑張っても作品が入ってこなくなった

文章は相変わらず好きじゃない