聖母マリアの秘密 の商品レビュー

菊谷泰明(著者)

2016/06/29

キリスト教徒でもないしなるつもりもないのですが宗教そのものに興味があり読んでみることにしました。
タイトルだけで内容は全く知らなかったのですがヨーロッパを中心に聖母マリアに関する聖地巡礼をするものです。
著者は一旦就職するものの虚無感にとらわれ上記の旅にでます。
著者も私と同様のようですが洗礼を受けていないだけで宗教を拠り所にしているのは同じように感じました。

私は宗教を否定するつもりもないし「見えないもの」「言葉の力」という存在は信じていますが懐疑的です。
だからどうしてそこまで信じられるのだろう？と思いました。
読んでいくうちに存在の有無に関わらず気持ちの拠り所そのものが根拠なのかな、と結論付けました。

タイトルについているメジュゴリエで起きている現在進行形の奇跡には驚きました。
ファティマの奇跡しか知らなかった私には遠い出来事だったからです。
見えている人たちにはどういう風に見えているんだろうと不思議には思います。