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他人のふたご 「輸出」ベイビーたちの奇跡の物語 の商品レビュー

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2022/05/30

フランスで養子として育った女性が「ネット上にそっくりな人がいるよ」と教えてもらい、SNS等を駆使して双子の片割れに出会う話で、ネットでも話題になった実話。 実際の出身は韓国で、双子はそれぞれフランスとアメリカで育っている。なんでそんな遠くから養子を…と思ったら巻末にちょっとだけ解...

フランスで養子として育った女性が「ネット上にそっくりな人がいるよ」と教えてもらい、SNS等を駆使して双子の片割れに出会う話で、ネットでも話題になった実話。 実際の出身は韓国で、双子はそれぞれフランスとアメリカで育っている。なんでそんな遠くから養子を…と思ったら巻末にちょっとだけ解説があった。 双子のそれぞれと、その家族の感情の揺れ動きが率直に書いてあって面白い。

Posted byブクログ

2018/10/20

後書きに胸を打たれました。養子縁組をしても虐待で殺されてしまう養子もいる…… 結局母親のルーツは知ることができなかったのが残念です。 里親、養子の問題は世界中あるけれど、国によってほんとに受け取り方が違うんだなと勉強になりました。韓国がそこまで未婚の母に対して冷たく、またフランス...

後書きに胸を打たれました。養子縁組をしても虐待で殺されてしまう養子もいる…… 結局母親のルーツは知ることができなかったのが残念です。 里親、養子の問題は世界中あるけれど、国によってほんとに受け取り方が違うんだなと勉強になりました。韓国がそこまで未婚の母に対して冷たく、またフランスやアメリカは他国の養子をもらうことも珍しくない、と……実子と養子を、しかも人種も違う子を平等に愛せるという度量はすごい。尊敬だ。確かに、生れた時から別々の場所で育てられ、双子なんて聞いてなかったのにネットを通じて知る、そして実際双子だったとはミラクルそのものだ。

Posted byブクログ

2017/01/13

フランス人の養子になった韓国人女性がSNSでアメリカに自分と同じ顔をしている人を見つけ、自分達は双子だったことがわかった実話。彼女らの交流の経緯を視点を姉、妹切り替えながら書かれる。 日本にはあまり無い感覚じゃないかな。実子がいるがさらに養子をもらい、育てる。素晴らしい事だと思...

フランス人の養子になった韓国人女性がSNSでアメリカに自分と同じ顔をしている人を見つけ、自分達は双子だったことがわかった実話。彼女らの交流の経緯を視点を姉、妹切り替えながら書かれる。 日本にはあまり無い感覚じゃないかな。実子がいるがさらに養子をもらい、育てる。素晴らしい事だと思う。お金が有ればやりたい生きた使い方だと。また双子とは何か繋がる、引きつけ合う力が有るのだろうか。 文章としては、女性二人が感想をダラダラと書いた物なので、読み辛い。 キックスターターで寄付金集め、ドキュメンタリーを作成してしまうあたりは現代っ子だなと感心する。 #book barお勧め本

Posted byブクログ

2016/07/07

本人達にとってはすごい奇跡かもしれないが、 良かったね、としか思わなかった… 世紀の駄作、sayuriにどっからどう見ても 日本人に見えないサムが出てたって時点で なんか凄く興醒め… ドキュメンタリー撮影も ひたすら有名になりたいサムの下心に見えるし。 写真でみるとあんまり似てな...

本人達にとってはすごい奇跡かもしれないが、 良かったね、としか思わなかった… 世紀の駄作、sayuriにどっからどう見ても 日本人に見えないサムが出てたって時点で なんか凄く興醒め… ドキュメンタリー撮影も ひたすら有名になりたいサムの下心に見えるし。 写真でみるとあんまり似てないな。

Posted byブクログ

2016/05/15

幼いころから養子として育った二人の女性のお話し。 ある日フランス人女性のアナイスは友人から、YouTubeでソックリな人を見たと聞かされる。 ソックリな女性とはアメリカ人女優で名前はサマンサ。SNSを通じて知り合い、互いに連絡を取るうちに、養子という共通点やソックリな外見から、...

幼いころから養子として育った二人の女性のお話し。 ある日フランス人女性のアナイスは友人から、YouTubeでソックリな人を見たと聞かされる。 ソックリな女性とはアメリカ人女優で名前はサマンサ。SNSを通じて知り合い、互いに連絡を取るうちに、養子という共通点やソックリな外見から、実は双子なのでは?という疑念が深まり、ついには実際に対面する事となる。 二人の出身地は韓国の釜山なのだが、韓国ではいわゆるシングルマザーに対する世間の風当たりが非常に強いそうだ。おそらくアナイスとサマンサの実の母親も、そんな偏見に耐えられず愛する我が子を養子に出したのだろう。特に二人の世代は、海外に養子に出されたケースが多かったらしい。 アナイスとサマンサの出会いは、SNSの普及によるところが大きいと思う。でも、もしかすると、無意識に自分の片割れを想う気持ちが呼び起こした、偶然と必然が複雑に絡み合う当然の結果だったのかもしれない。不意にヘドウィグ・アンド・アングリーインチのテーマ、『オリジン・オブ・ラブ』を思い出した。 初めて二人がロンドンで出会うシーンや、医師からDNA鑑定の結果を告げられる場面では、読みながらコッチの方まで緊張して卒倒しそうになってしまった。 三人兄妹として育てられたサマンサが、一人っ子で育ったアナイスの孤独を想うシーンがとても美しく印象的でした。

Posted byブクログ