この国の冷たさの正体 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
はっきりとは覚えていないのですが、住みにくい世の中になってきたなあと実感したのはもう20年くらい前だろうか。そのとき感じたのは、とにかく白黒をはっきりつけようじゃないかといった時代に変わってきたということでした。不機嫌そうな顔の人やイライラした様子の人が増えてきたような気もしました。私の子どもの頃は、町内の大人たちがそこに暮らす人たちを大事に見守り、緩やかな関係のコミュニティが成立していたと思います。いまはこのコミュニティが崩壊し、皆の顔が見えにくくなっています。個で生きていかなければならない雰囲気です。
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全ての結果は自己責任という弱者排除の現代の風潮を改めて考える機会となった。 強者は決して責任を取らないということ。 アルコールやギャンブル、薬物の依存症を抱える人達、下流老人、労働法規の守られていない職場で自殺に追い込まれた人達など正論を言えば責任の所在は本人にあるのだろうが、自...
全ての結果は自己責任という弱者排除の現代の風潮を改めて考える機会となった。 強者は決して責任を取らないということ。 アルコールやギャンブル、薬物の依存症を抱える人達、下流老人、労働法規の守られていない職場で自殺に追い込まれた人達など正論を言えば責任の所在は本人にあるのだろうが、自己責任の判断基準が雰囲気に流されてしまっていることが問題なのだ。 建前だけの法律はいらないから弱者をしっかり守ってくれる社会になってほしい。
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〔読むなら、第3章から〕 1.2章は、著者自身がフィールドワークをして書いたのでは無く、2次3次情報を基にし、著者の過去の体験をプラスして書いていると感じた。 Amazonでは評価が高かったのに残念。
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タイトルと帯紙が気になり冒頭数ページを読んで買ったが、全体的に薄いというのが正直な感想である。話が色々な方向に飛んでおりどの記述も深掘りされておらず読み応えが無かった。筆者の取材に基づいたルポ形式であればもう少し読み応えがあったのではと思う。所々で首をかしげるような記述があったが...
タイトルと帯紙が気になり冒頭数ページを読んで買ったが、全体的に薄いというのが正直な感想である。話が色々な方向に飛んでおりどの記述も深掘りされておらず読み応えが無かった。筆者の取材に基づいたルポ形式であればもう少し読み応えがあったのではと思う。所々で首をかしげるような記述があったが、特に気になったのは飲酒運転の記述。あれは自己責任云々以前の問題だろう。題材自体は良いと思ったので非常に残念であった。
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