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日本思想史講座(5) の商品レビュー

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2021/11/16

第五巻は、日本思想史研究の種々の方法・観点にかんする論考がまとめられています。また巻末には、「日本思想史学関係文献一覧」と「日本思想史年表」が付されています。 本巻は四つの部から成っていますが、「研究の課題と方法」と題された部では、安藤昌益のテクストから彼の思想形成に寄与した書...

第五巻は、日本思想史研究の種々の方法・観点にかんする論考がまとめられています。また巻末には、「日本思想史学関係文献一覧」と「日本思想史年表」が付されています。 本巻は四つの部から成っていますが、「研究の課題と方法」と題された部では、安藤昌益のテクストから彼の思想形成に寄与した書を割り出す研究をおこなった若尾政希が、日本思想史研究における書物・蔵書の意義を論じるなど、日本思想史研究の方法にまつわるさまざまなテーマがあつかわれています。 「世界のなかの日本思想史―海外からのアプローチ」と題された部では、中国、韓国、台湾と香港、あるいは欧米における日本思想史研究の状況が報告されています。また「満州」にまつわる幻想について分析をおこなった論考も収録されています。 「日本思想史へ―ガイダンス」と題された部では、神道、仏教、儒教、キリスト教、政治思想、哲学、史料・文献の七つのテーマがとりあげられ、それぞれの専門分野から日本思想史研究へ向けられているまなざしが示されています。

Posted byブクログ