1,800円以上の注文で送料無料

ゲームシナリオのための戦国事典 の商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/03/15

戦国時代の武将から職業、思想、怪異に至るまでありとあらゆる事柄を網羅していて、大変便利。 BASARAや無双を少しかじって、武将の名前を知って、戦国時代について知ったつもりになっていたのが恥ずかしくなった。 もう少し詳しく調べてみたい。 ただ、武将よりも文化に興味のある自分として...

戦国時代の武将から職業、思想、怪異に至るまでありとあらゆる事柄を網羅していて、大変便利。 BASARAや無双を少しかじって、武将の名前を知って、戦国時代について知ったつもりになっていたのが恥ずかしくなった。 もう少し詳しく調べてみたい。 ただ、武将よりも文化に興味のある自分としては、やや武将に割かれているページが多いような気がした。 日本の歴史って自由な感じがするのって明治と戦国くらいなイメージがあるので、ぜひ続編で明治事典が出版されたら嬉しいんだけど。

Posted byブクログ

2022/06/01

ゲームシナリオのための戦国事典。意味分かんない。いや、分かるけど、なんかすごい。 僕も今ではいわゆるテレビゲーム(なんていわないか、もう)をやらないが、以前は経験してきたので、ゲーム業界における戦国のならいはわからないでもない。だがその世界は、武将の正室が最前線で武器を振るった...

ゲームシナリオのための戦国事典。意味分かんない。いや、分かるけど、なんかすごい。 僕も今ではいわゆるテレビゲーム(なんていわないか、もう)をやらないが、以前は経験してきたので、ゲーム業界における戦国のならいはわからないでもない。だがその世界は、武将の正室が最前線で武器を振るったりと、まあ破天荒で、そこに必要な史実は、その人が実在していた、というぐらいで。 本書は、やはりそういうのを助長する、厨二病ウイルス満載の本かな、と思って覚悟して読んだ。 キャッチに添えられているイラストは相当数繰り返し登場してきて興ざめだが、そこに本書の価値はないのだろう。 たとえばゲーム上最大の見せ場であろう本能寺の変などは、明智光秀をそそのかした黒幕探し、なんていうおいしいネタに触れているのに、本当に触れるだけで先に進んでしまう。 教科書よりもマイナーな武将が多数登場するのはよいが、それよりも注目すべきは「怪異・獣」なる章だろう。なにそのくくり。とはいえ物の怪は日本書紀にも登場する由緒正しき存在。 厨二病患者であるシナリオライター、ゲームデザイナーの面々は、ここから何を読み取り実装していくのだろうか。 結局、面白くしようと思ったら史実をなぞるだけではもはや限界がある。この本は、そのまま写し取るのではなくて、これをベースにどこまで飛躍できるか、を自らに課すものであろう。とはいえ、世の中にはゲームシナリオを書く人よりも書かない人のほうが多いはず。だから僕のような読者は傍流ではなく主流のはずだ。そういう人は読むべき本ではないのか? でもゲームからは史実よりも、世界観だけをうまく使った新しい世界を望みたいなあ。いやどうせやらないけども。 史実ベースはもういくらでも資料があるんだから、発想の飛躍や転換が必要だ、と僕が制作する会社のトップなら言うだろう。ただ史実を間違える人がいるから、こういう本も出来るのかもしれない。ゲーム業界はともかくとして、ある程度の層まで含めた日本の近代までの歴史、と考えたら、わりと愉快だよ。

Posted byブクログ