つながる セックスが愛に変わるために の商品レビュー
著者が現在の職業につき、内面に興味を持ち続けたのは、幼少期の体験が大きく関わりを持っているように感じる。しかし、初対面の人とこころがつながるというのは、いかがなものだろう。2019.6.15
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セックスレスとか草食男子とか、果ては植物男子までいるという今日この頃ながら、自分もわりかしやりたい感が薄いので、はて、どうなんかと。これはいかんと偉い人から誰からが分析をし始め、この人もいろいろと、もっと心から繋がるんだとか書いてはいるものの、それを読んでふーむと思っても、やっぱ...
セックスレスとか草食男子とか、果ては植物男子までいるという今日この頃ながら、自分もわりかしやりたい感が薄いので、はて、どうなんかと。これはいかんと偉い人から誰からが分析をし始め、この人もいろいろと、もっと心から繋がるんだとか書いてはいるものの、それを読んでふーむと思っても、やっぱり実地が伴わない。いや、この人は実地を踏みまくってるんだけど、読んだ人がホイホイと試せるものでもなく、簡単に試せないというのが難しいところなのか。 結局は魅力が薄れたものが単純に売れなくなるように、もっと楽しい事があるってのが問題かもしれんし、他人事じゃないしなんとかせんとなー、と思えば思うほどやっちゃいけないという考える方向に向かってしまう泥沼。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2016年(底本2012年)刊。 著者は数多のドキュメンタリータッチのAV監督を手掛ける業界著名人。 衣服という外形的な装飾と、羞恥心という心の装飾とを取り払う性交渉は、確かに人生の一部でしかないが、人間関係に加え、自らの実存や性格を映し出す鏡の如きものだ。 しかし、本書は、92年刊行書との比較から、性交渉の個人的な事情、固有の事情だけでなく、性交を巡る社会における時代変化も、確かに読み解ける。それは性交渉の軽量化傾向と、それに伴う男女間の心理的障壁の高層化・重厚化傾向だ。 勿論、常に心通い合う深みあるSEXである要はない。その在り様も疲れを生むからだ。そして、深みが生まれなかった時に要らぬ罪悪感に囚われるだろうから。 が、関係性を伴わない、技巧だけの、あるいはA10細胞だけを刺激するだけのSEX。これを数多くこなすだけの無意味さも、本書から感得できるものだ。 心技体の何れもがバランス良くありたいとの模様は、恋愛をはじめとする人の関係性にも強く妥当するのだなと感じさせる著作。 とはいえ、現実にそういう関係性を取り結ぼうとしても、しがらみと歴史が邪魔をする。我慢しなければという理性と、我慢するようでは心技体のバランスなど保ちえないという感情との相克。これはどう乗り越えればいいのだろうか?。 私は男なので、女性の心理と膣濡や痙攣などの意味を感得し得ないだろうが、本書にある、所謂途上の中折れや、EDの意味、肌を合わせたい(≒抱きしめたい)との感情の素直な発露・行き着く先がSEXというのは、なんとはなく腑に落ちる感じがしている。
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一世を風靡した「監督」の著書。「AV」の始まりから、とことん過激になった現在までを語ることができる希有な存在だと思います。 撮りたい映像、テーマを設定しながらも、一貫して女優さんひとりひとりの人格に目を向け続けた著者。思考と感情、異性が愛し合う意味など、性愛の面からしかわからな...
一世を風靡した「監督」の著書。「AV」の始まりから、とことん過激になった現在までを語ることができる希有な存在だと思います。 撮りたい映像、テーマを設定しながらも、一貫して女優さんひとりひとりの人格に目を向け続けた著者。思考と感情、異性が愛し合う意味など、性愛の面からしかわからない洞察にあふれています。
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なんとなく手に取ってみて、本の題名が気になって購入した本。代々木忠という監督も知ってはいたが、映画を見たことはなく、本人の柔らかい思いというものが感じられ、あっという間に読み終えた。相手の気持ちを感じることは相手に寄り添うこと。それは何より自分の感情に嘘をつかないことなんだ。でも...
なんとなく手に取ってみて、本の題名が気になって購入した本。代々木忠という監督も知ってはいたが、映画を見たことはなく、本人の柔らかい思いというものが感じられ、あっという間に読み終えた。相手の気持ちを感じることは相手に寄り添うこと。それは何より自分の感情に嘘をつかないことなんだ。でも作者が言うように本で読んだからではなく、自分が心から感じることで次のステップにつながるのだろう。まだ解説してる自分がいるけど良しとしたいな。
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ヨヨチュー哲学の集大成。様々な読み方ができる。多くの自己肯定本では無責任に「あなたは素晴らしい」などと断言していてうんざりするが、この本ではプラクティカルに自己肯定への道を説いている。ヨヨチューのスケールの大きい優しさには、本当に恐れ入る。 AV畑の人には、そこいらの学者が太刀...
ヨヨチュー哲学の集大成。様々な読み方ができる。多くの自己肯定本では無責任に「あなたは素晴らしい」などと断言していてうんざりするが、この本ではプラクティカルに自己肯定への道を説いている。ヨヨチューのスケールの大きい優しさには、本当に恐れ入る。 AV畑の人には、そこいらの学者が太刀打ちできないほど人間洞察に長けている人が多い。ヨヨチューを筆頭に、二村ヒトシ、村西とおる、カンパニー松尾など。学者との大きな差異はフィールドワークの濃密さから来ているのだろう。自分は学者などより、こういう人達の身体性を宿した言葉を咀嚼したい。
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