バッドカンパニー の商品レビュー
連作短編7篇 なんでもありの人材派遣会社「NAS」傭兵真っ青の汚れ仕事.一癖も二癖もあるやり手の女社長野宮,野宮に借金し借りのある有道など印象的な人物たちに引き込まれていく.
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めちゃくちゃ加減が面白い。 中途半端だと白けるし、長編にするとこのテンションは続かずにどこか内面に切り込むようなウエットな章が入ってトーンダウンしがちなので、短編集にピッタリの内容だと思う。 特に野宮女史には変に優しくなったり過去の屈託を見せたりせず、このまま油断できない金の亡者...
めちゃくちゃ加減が面白い。 中途半端だと白けるし、長編にするとこのテンションは続かずにどこか内面に切り込むようなウエットな章が入ってトーンダウンしがちなので、短編集にピッタリの内容だと思う。 特に野宮女史には変に優しくなったり過去の屈託を見せたりせず、このまま油断できない金の亡者的スタンスを維持して欲しいな。
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型破りな人材派遣会社が舞台のアクション小説。読み進めると、人材派遣会社というより民間軍事会社、スタッフは傭兵みたいだと感じる。女子大生が軍用拳銃を手にヤクザ事務所に乗込む「チープスリル」がお勧め。
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深町作品には女性主人公のシリーズが多い。 このシリーズは警察官では無いところがお気に入り。 連作短編集なのでとても読みやすい。
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同じ著者で「八神瑛子」シリーズを読み、面白かったので「バッドカンパニー」も期待して読みました。こちらも面白かったです。続編を買いました。
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登場人物の人物像が面白くて読んでいたがストーリー的には何となく力業でおしきられているような… 全てのストーリーぎ行き着く先がわからなくてモヤモヤする
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PMC(民間軍事会社)に限りなく近い人材派遣会社から各案件に送り込まれるスタッフもとい傭兵が活躍する痛快活劇。 著者の『完全自殺マニュアル』、『果てしなき渇き』では度肝を抜かれたが、この情念作家とも呼べる深町氏。月村了衛氏に通じる世界観をお持ちで。 本作は単なる暴力小説で...
PMC(民間軍事会社)に限りなく近い人材派遣会社から各案件に送り込まれるスタッフもとい傭兵が活躍する痛快活劇。 著者の『完全自殺マニュアル』、『果てしなき渇き』では度肝を抜かれたが、この情念作家とも呼べる深町氏。月村了衛氏に通じる世界観をお持ちで。 本作は単なる暴力小説ではなく、活劇ですね。ただ、深町氏が描く暴力小説も諸々の意味で衝撃を受けるので好みだが。ヤクザものや、警察もののドンパチより、より規模が大きい。スカっとします。 さ、次作を読もう。
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警備や人材教育、要人警護から――直接戦闘、何でも引き受ける人材派遣会社『NAS』。お金を愛する美人社長野宮は、今日もまたとんでもない仕事を持ってきた。元自衛官の有働は彼女に振り回されるまま、生死をかけた大暴れをすることになる…。 とっても面白いです。腕っぷしが強くて情に脆い...
警備や人材教育、要人警護から――直接戦闘、何でも引き受ける人材派遣会社『NAS』。お金を愛する美人社長野宮は、今日もまたとんでもない仕事を持ってきた。元自衛官の有働は彼女に振り回されるまま、生死をかけた大暴れをすることになる…。 とっても面白いです。腕っぷしが強くて情に脆い有働、野宮の忠実な部下である柴という対比もさることながら、彼らを平然とあごで使う野宮綾子が清々しい。各話の最後に放つ野宮の台詞は、なんともスカッとする素敵な響きをもっていました。 予定調和というのはその通りですが、この手の作品は結末を分かったうえで、そこまでの過程を楽しんで読むものかと。絶対に正義が勝つヒーローものと同じです。ゆえに安心して読めましたし、ここから「どうやって勝つんだろう!?」と、そこが気になっていきました。 作中に出てくるたくさんの銃の知識は、知っている方が読んだら面白いんだろうなあと。知らなくても楽しめますが、アクション映画やミリタリーものが好きな方は、よりお話に入り込めると思いますよ。 一本一本のお話は短くてライトですし、前述のとおり安心して読めますので、空き時間にぱらっと開くのにおすすめします。スリルを切り抜ける戦士たちと、彼らを率いる謎の社長は、もうちょっと追いかけてみたくなりますね。
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深町節全開のストーリー。悪党と悪党がドンパチやりあうクライムノベルの怪作。犯罪の手口などは裏社会でも実際あり得るよな?と思わせる描写。深町節の入門書として面白さはダントツ。是非深町節に触れてみよう!
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深いこと考えずサクサク読める。 キャラが良いし華やかで、スカッとする暴れっぷり。 続編もあるみたいだからこんど買おう。
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