新編 黒部の山人 の商品レビュー
『黒部の山賊』を読んでからコチラを読んだので、出てくる人々の名前と顔、関係性もすぐ一致してわかりやすかった が、やはり語りなので方言がいっぱいで何となくこう言うことかな?といった感覚で読み進めなければいけなかったのでとても疲れた 後半同じカモシカ猟の話ばかりだったのでちょっと飽き...
『黒部の山賊』を読んでからコチラを読んだので、出てくる人々の名前と顔、関係性もすぐ一致してわかりやすかった が、やはり語りなので方言がいっぱいで何となくこう言うことかな?といった感覚で読み進めなければいけなかったのでとても疲れた 後半同じカモシカ猟の話ばかりだったのでちょっと飽きてしまって流し読みになった また読みたくなったら読み返すことにしよう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何十年か経って、私の職業人生を振り返っても、こういう語りはきっと出てこない。その日その日で、いっぱいいっぱいになりながら対応しているけど、言ってPCに向かってるだけだし…。ギリギリの勝負をしながら、生きてる!と強烈に感じることをほんの少し追体験させてもらった気になった。今はもうないだろうこの暮らし、豊かになった代わりに私たちが失ったものにロマンを感じてしまうけど、やっぱり生き抜くことで精一杯の厳しさもひしひし感じる。
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『黒部の山賊』に登場した『山賊』の1人であった猟師・鬼窪善一郎の語りを白日社編集部が纏めた単行本。 まさか『黒部の山賊』本人の聞き書きが本になっているとは! これは買わざるを得ないでしょう! 戦前から山に入り、戦後は猟師であり、山岳ガイドであり、遭難救助にも出たという氏の語りは現...
『黒部の山賊』に登場した『山賊』の1人であった猟師・鬼窪善一郎の語りを白日社編集部が纏めた単行本。 まさか『黒部の山賊』本人の聞き書きが本になっているとは! これは買わざるを得ないでしょう! 戦前から山に入り、戦後は猟師であり、山岳ガイドであり、遭難救助にも出たという氏の語りは現代人の想像を超えている。我々が考える『人間の限界』よりも、もっとずっと遠いところまで人は行くことが出来るのではないか。尤も現代人に可能かどうかは怪しいが……。 しかし、『黒部の山賊』たちが過ごしていた、とても普通の人間が行けそうにない山奥に、灼熱のトンネルを掘り進んでダムを造ったゼネコンの人も、ちょっと人間の限界を突破しているような気がするな……。
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「定本 黒部の山賊」に登場する、大町最後の猟師が語る北アルプス。 ボッカとして山に入り、ガイド、遭難救助で山と生きてきた。 黒部川でのイワナ釣り、そして北アルプスを知り尽くして縦横無尽に熊やカモシカを追った。 厳冬の雪山で獣を追い、山に入る。 山での生き死には山人と...
「定本 黒部の山賊」に登場する、大町最後の猟師が語る北アルプス。 ボッカとして山に入り、ガイド、遭難救助で山と生きてきた。 黒部川でのイワナ釣り、そして北アルプスを知り尽くして縦横無尽に熊やカモシカを追った。 厳冬の雪山で獣を追い、山に入る。 山での生き死には山人としての経験からの判断がモノを言う。 かつて、日本中にいた猟師たちの、最後の生き残りが山を語る。
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黒部の山賊と呼ばれた方の口頭記述。 独特の勢いのある語り口が面白い。 ただ、内容は少しマニアックなので、「黒部の山賊」を読まれた後、より深い興味がわいた人向け。
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