大丈夫、あなたの肌は必ず変わる。 の商品レビュー

米澤房昭(著者)

2018/09/14

化粧品は、肌に浸透させるものではない。肌の本来の働きは、吸収ではなく、排泄であり、入れるよりも出すことがメインの臓器である。化粧品の技術的進歩によって、吸収させることにポイントが置かれすぎである。
フィラグリン遺伝子の異常が、アトピーにつながると発表されたのが、2006年。
そのことで、ステロイド一辺倒から、免疫抑制剤、ターゲットを絞った生物学的製剤といった治療が可能となった。
肌の水分は、皮脂膜がキープするだけでなく、角質細胞に潤い保持機能がある。
肌の細胞は、剥がれて行く。表面の角質細胞が１層失われることによって新たな層を作ろうとする。
年齢を重ねることで、角質細胞の剥離を促す酵素が減る。そこに油分の多い化粧品を使えば、剥離がしにくくなる。敏感肌は、下からフレッシュな角質層が出られない場合に感じる。
肌の機能を発揮するような洗顔が必要と説明する。

肌が、最大の臓器であり、排泄の機能が重要ということが新鮮だった。