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レプリカたちの夜 の商品レビュー

2.6

23件のお客様レビュー

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2018/03/05

不思議と言っていいのか? 訳の分からない世界観が延々と続く。 しかもこの作品はミステリーなのか? 新潮ミステリー大賞を受賞してるんだけど。 この世界観に付いていくのは大変だったけど、登場人物たちのコトバの応酬はすごくおもしろかった!

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2018/01/11

第2回新潮ミステリー大賞受賞作。「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。」と伊坂幸太郎氏が帯で言っていたので購入。が、半分ほど読んで中断、約2年の歳月を経てようやく読了。まあ私にも色々あったんです。 自分がコピーではないとどうして言える?この記憶だって後から植え付けられた...

第2回新潮ミステリー大賞受賞作。「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。」と伊坂幸太郎氏が帯で言っていたので購入。が、半分ほど読んで中断、約2年の歳月を経てようやく読了。まあ私にも色々あったんです。 自分がコピーではないとどうして言える?この記憶だって後から植え付けられたものかもしれないのに。というような自己の曖昧さを圧倒的なレプリカたちによって描く異色作。だと思う。我思う、故に我あり。芥川賞の方が合ってたんじゃないですかね。

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2016/08/23

表紙のシロクマが気になって借りた。 動物のレプリカ製造工場で働く往本(おうもと)は、深夜に動くシロクマを見た。工場長に原因を突き止めるように指示されるが…。 ミステリー、がっつりミステリーな作品。謎解きのようでそうでない、なにが本当かわからなくなる。 2016/08/19

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2016/05/31

新潮ミステリー大賞受賞作。でもこれって……ミステリなの? ってな疑問は愚問なのでしょうか。ありとあらゆる意味ではミステリなのだけれど。正直なところ、全てが謎すぎます。 とにかくシュールでユーモラスな会話は魅力的。どこからどこまでも「変な人たち」の「変な会話」が続くのには、頭がぐる...

新潮ミステリー大賞受賞作。でもこれって……ミステリなの? ってな疑問は愚問なのでしょうか。ありとあらゆる意味ではミステリなのだけれど。正直なところ、全てが謎すぎます。 とにかくシュールでユーモラスな会話は魅力的。どこからどこまでも「変な人たち」の「変な会話」が続くのには、頭がぐるぐるしちゃうような楽しさを覚えました。こうなるともう合理的な解決なんてもうどうでもよくなってくる、かも。

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2016/05/24

人間としての自我、感覚、記憶、言葉。それらが何も役に立たないというのが作品を読みすすめるうちに感じてくる。不思議な感覚に陥る。時々、理解不能である。 「わかりませんよ。なにがあってもおかしくはない世の中ですから」というセリフどおりわけのわからない世界が出てくる。自分という存在が...

人間としての自我、感覚、記憶、言葉。それらが何も役に立たないというのが作品を読みすすめるうちに感じてくる。不思議な感覚に陥る。時々、理解不能である。 「わかりませんよ。なにがあってもおかしくはない世の中ですから」というセリフどおりわけのわからない世界が出てくる。自分という存在が不安になってくるのでそのへんは楽しい。

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2016/04/10

初読み作家さん。伊坂幸太郎が推薦していたので読んでみたけど、初めから最後まで意味不明だった。モザイクみたいな話でついていけなかった。この話はどういうことなのだろうか?

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2016/04/09

苦行とまでは言わないけれど、なんなんだ?これは。 たとえば、「ねぇねぇ聞いてよ、凄いストーリー思いついちゃった!あのね~」とさほど仲良くない友人に聞かされ面白くもないのに相づちうって、「へぇ~そうなんだ~」なんて感想言わされて、「だから!ねっ!私ってすごいでしょ?」ってまとめられ...

苦行とまでは言わないけれど、なんなんだ?これは。 たとえば、「ねぇねぇ聞いてよ、凄いストーリー思いついちゃった!あのね~」とさほど仲良くない友人に聞かされ面白くもないのに相づちうって、「へぇ~そうなんだ~」なんて感想言わされて、「だから!ねっ!私ってすごいでしょ?」ってまとめられたみたいな感がある。 悔しいから、それでも意地で最後まで付き合ってやったよ、みたいな。 斜め上行くSFですか?

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2016/04/02

不思議な魅力のある、一種幻想小説とでもいうのだろうか。 伏線を拾いきれれば、もっと完成度があがったのだろうが。 作者の次作に興味が湧く。

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2016/03/31

なんだろなあ。「昨日こんな感じの夢みたんだよ」というような内容というか。以前に伊坂幸太郎が絶賛していた「熱帯」とかいう小説もこんな感じだったなあ・・と思ったら今作も絶賛していた。 正直にぶっちゃけまして、おもしろいのかもしれませんが、自分にはよくわかりませんでした。

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2016/03/28

 疾走するような文体が特徴の、第2回新潮ミステリー大賞受賞作品。  主人公は、しがない品質管理部の青年往本、友人の粒山とうみみずさんを中心に、レプリカ工場で起きる不思議な事件を追う。シロクマが工場に表れた。スパイかもしれないので、見つけて消すこと。工場長からの指示を受け、動き出す...

 疾走するような文体が特徴の、第2回新潮ミステリー大賞受賞作品。  主人公は、しがない品質管理部の青年往本、友人の粒山とうみみずさんを中心に、レプリカ工場で起きる不思議な事件を追う。シロクマが工場に表れた。スパイかもしれないので、見つけて消すこと。工場長からの指示を受け、動き出す往本。しかし、シロクマの襲撃を受け、粒山もうみみずさんも、やられてしまう。何があってもおかしくない世界。それをSFチックに、人類学や宗教学等とも絡めながら、本質に迫っていく。途中から記憶を無くしている自分に気がつく。そして、自我とは何か、尊厳とは何か、そんな会話の投げかけも読者への道しるべになっていく。突然、フィリピン人の姉妹が出て来てレコートを要求したり、いないはずの粒山の妻が部屋にきたりと、少しずつ、このおかしな世界に引き込まれていく。いつの間にか、自分は自分なのか、実はレプリカなのかどうなのかさえ曖昧に。そこで、恐るべき工場の意図が明らかになってくる。  頭がごっちゃごちゃになりそうな、でもテンポのよい、不思議な小説だ。

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