戦国小町苦労譚(一) の商品レビュー
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小説家になろう のサイトで読めるけど、つい読み返したくなる豆知識がいっぱいなので&ファンなので、紙の本でも読めるようにしたいと思い購入。 使い古されたタイムスリップものなのに、ちゃんと面白い。恋愛要素はない。 1巻では静子タイムスリップから約2年経過して、任された村での食料生産が軌道ににのってきたというところ。 とにかく農業歴女静子のスペックが高すぎて楽しい。さすがに女子高生は鹿を一人で解体できなくないか? メインの登場人物としては、小間使いの綾と信長の嫡男の奇妙丸が登場してきた。 この先の2巻、3巻で主要キャラがどんどん出てくるので挿絵も楽しみ。
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農業高校の女子高生静子がタイムスリップして織田信長に仕えることになります。任された小さな集落の村長になり、稲作や畑作に学んだ農業高の知識を動員して目覚ましい成果を挙げて信長を唸らせます。温泉を引いたり、狼を飼い慣らしたりして、生活にも潤いと変化が生まれ楽しい。これからの展開も期待...
農業高校の女子高生静子がタイムスリップして織田信長に仕えることになります。任された小さな集落の村長になり、稲作や畑作に学んだ農業高の知識を動員して目覚ましい成果を挙げて信長を唸らせます。温泉を引いたり、狼を飼い慣らしたりして、生活にも潤いと変化が生まれ楽しい。これからの展開も期待しちゃいますが、どうしてもゲームをプレーしている感が拭えません。果たして、どこまで読み続けられるものやら。
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異色の小説。私には無茶苦茶面白かった。人によっては、なにこれ、どこが面白いのと言うかもね。戦国時代の織田信長のの前にいきなりタイムスリップした綾小路静子なのだが、私に言わせるとこいつがとんでもない奴なんだよ。疲弊しきった村を信長から任されて、見事に立ち直らせるどころか、次々と驚嘆...
異色の小説。私には無茶苦茶面白かった。人によっては、なにこれ、どこが面白いのと言うかもね。戦国時代の織田信長のの前にいきなりタイムスリップした綾小路静子なのだが、私に言わせるとこいつがとんでもない奴なんだよ。疲弊しきった村を信長から任されて、見事に立ち直らせるどころか、次々と驚嘆すべきことを成し遂げていく。あのね、現代の知識を持っているから、それを活かして生き延びるというレベルじゃないんだよなあ。農作物の栽培の知識や道具を創り上げる技術が半端でない。祖父からたまたま貰って持っていた戦国時代にはなかったハイブリットの種や新種の作物を撒いて活かすのだけれど、そんな種をくれるなんて一体どうよという感じだが、祖父は農業のプロ、それから周りのいろいろな技術者から後継者の期待をされて仕込まれていたという、なんという都合よさ。鹿を仕留めるボーガンを作ったり、鹿を仕留めて捌いて、保存もしてしまう。鶏もひよこから育てて、卵を産ませる。蜂を集めて、はちみつを取る。農地の開拓ばかりでなく、治水もしたり、井戸を掘ったり(地下水脈を見つける方法も知っている)、でかい岩を割る楔も作らせる。温泉も開く。ハイイロオオカミを懐かせて、その子供も育てる。村民たちの心持も理解して、やる気にさせるし、適所適材の処置もできる。日本史のことも関心があったので、信長の時代のことも結構詳しく分かる。うひゃあ、ほとんどスーパーマン、いやスーパーウーマンじゃないか。それでいて、自分に関する欲は全く無くて、信長に不審がられる。そうそう信長の静子に対する態度もさもありなんで面白い。恋愛要素は全くないけれどね。何というか、ほとんど農業蘊蓄小説って感じだねえ。二巻も楽しみだ。
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農業、畜産、林業に詳しく、実戦経験もあり、そして日本史(戦国史)もマニアックなほどに詳細な知識のある女子高校生が、転生直後に信長に会い、配下になり、村長になって、大きな収穫を挙げ、『富国強兵』を信長に説くという物語。ハイイロオオカミまでが懐くというおまけまでつく。続巻も長く、『苦労』感はほとんどないが、爽快な活躍劇が続くのではないかと思う。
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