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日本呪縛の構図(下) の商品レビュー

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2016/06/24

面白い!日本の過去から現代までを追いながら現代の日本を取り巻く環境を評論している本書。著者が日本を愛しているのが非常に良く伝わってくる、だからこそ的確な指摘が痛い。 日本の政治を変えなければ日本の未来はない。どうすればいいのか、これからも考えていきたい。

Posted byブクログ

2016/04/21

<目次> 第2部   日本を支配する「歴史の呪縛」  第7章  経済と金融  第8章  ビジネス  第9章  社会的・文化的変容  第10章  政治  第11章  日本と世界 <内容> 筑波大のマーフィー教授の日本論下巻。現在の日本は、第二次世界大戦前に戻りつつあるという。それ...

<目次> 第2部   日本を支配する「歴史の呪縛」  第7章  経済と金融  第8章  ビジネス  第9章  社会的・文化的変容  第10章  政治  第11章  日本と世界 <内容> 筑波大のマーフィー教授の日本論下巻。現在の日本は、第二次世界大戦前に戻りつつあるという。それはあほな首相の妄想のためではなく、官僚が主導する「アメリカ従属国家」をさらに推し進めるため、だという。アメリカは日本を「お友達」としてそれを認めるのではなく、対中国の捨て鉢として、役に立つから利用しているに過ぎない、という。日本は明治政府を作った政治家たちが死んだ後、残念ながらきちんとした政治家が生まれず(田中角栄はやや評価が高いが)、官僚が自分たちに都合よく動く政治家を利用し、裏から国民を動かして、あほな陸軍も動かして行った結果が、アジア太平洋戦争なのだという。訳者の言うとおり、著者の分析は結構なところで腑に落ちる。やや陰謀論的な書き方もあるが(というか、そんなこと知らない、というのが私の正直な気持ち)、瑕疵にしかならない気がする。日本の将来は暗いが、東アジア諸国を敵にして、大立ち回りをしないように、何とか頑張っていきたいものだ。

Posted byブクログ