新任3年目までに身に付けたい保護者との関係構築術 の商品レビュー
小学校教師の著者が、保護者に寄り添うための方法を紹介したもの。保護者との話をするときだけのことではなく、授業参観や保護者会の際、あるいは学級通信で保護者とつながる方法なども含まれている。 基本的には子どもをよく観察して報告する、解決策の提示ではなく共感して「満足感」や「安心感...
小学校教師の著者が、保護者に寄り添うための方法を紹介したもの。保護者との話をするときだけのことではなく、授業参観や保護者会の際、あるいは学級通信で保護者とつながる方法なども含まれている。 基本的には子どもをよく観察して報告する、解決策の提示ではなく共感して「満足感」や「安心感」を与える、ちょっとした心遣いをする、といったことに集約される気がする。たぶん、類書にもたくさん書かれているようなことを、また別の場面や状況で具体化したらこうなる、という感じ。それでも、保護者『対策』と考えるから、保護者との関係がよくならない(p.8)とか、「人に人倫の大切さを説く教師です。人を『モンスター』などと呼んではならないでしょう。」(p.13)とかという部分は耳が痛い。おれの中では、完全に対保護者については、モンスター化を防ぐ対策、という捉え方でしかないので、もう少し教歴を積めば著者のように考えられるのだろうか。「普通の保護者を特別な保護者に」(p.43)というのは、本当にそう思った。(17/06/23)
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