コンピュータ開発のはてしない物語 の商品レビュー
コンピュータの歴史本。 コンピュータが誕生するまでの計算道具の歴史まで書かれてあったのだけど、このあたりは興味を惹かれなかった(最初の3分の1がそう)。 ENIACって世界初のコンピュータというわけじゃないということをこの本で知った。定義にもよるらしいけど、ABCやColossu...
コンピュータの歴史本。 コンピュータが誕生するまでの計算道具の歴史まで書かれてあったのだけど、このあたりは興味を惹かれなかった(最初の3分の1がそう)。 ENIACって世界初のコンピュータというわけじゃないということをこの本で知った。定義にもよるらしいけど、ABCやColossusやZuse Z3というコンピュータのほうが先に誕生したらしい。違いは覚えられそうにない。 それにしても、富士フイルムってすごいな。化粧品の開発ですごいと思ったけど、電子計算機の国産第1号でもあるのか(FUJICというらしい)。昔から、カメラ以外の技術力も高かったんだなぁ。 MS-DOSの誕生についても初めて知った。ティム・パターソンというSCP社という会社の技術者が4ヶ月という短期間で作ったらしい。これがなかったらマイクロソフトも潰れていたかもしれないとのこと。これだけすごい技術者なら他にも何か実績を残してそうだけど、調べても分からなかった。 意味がわからなくて「ハァ?」と思ったのが、1982年に発売されたNECの「PC-9801」。本体価格が29万8000円なのはともかく、別うちのFDドライブが40万円もしたんだとか。意味がわからない。最近でいうと、PS4のVR機が本体より高いけど、そんな感じなんだろうか。
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計算機の歴史を俯瞰してみる内容となっている。時代は旧石器時代から現在までとなっていて、内容としてはコンピュータの歴史の入門としては悪くない感じ。 ただし、パラメトロンコンピュータを初めとした国産計算機黎明記の話題については遠藤諭著の「計算機屋かく戦えり」(ISBN-13: 97...
計算機の歴史を俯瞰してみる内容となっている。時代は旧石器時代から現在までとなっていて、内容としてはコンピュータの歴史の入門としては悪くない感じ。 ただし、パラメトロンコンピュータを初めとした国産計算機黎明記の話題については遠藤諭著の「計算機屋かく戦えり」(ISBN-13: 978-4756146786)よりだいぶ内容が薄いし、米国のそれについてもポール E.セルージ 著「モダン・コンピューティングの歴史」(ISBN-13: 978-4624000233)よりもだいぶ薄く、特にDECを中心としたミニコンピュータの歴史は無視されているのは残念だ。 ただ、そこまでの詳細を深追いしていくのはこの本の主旨では無いのだろう。 とりあえず中高生が計算機の歴史について俯瞰的に読む読み物としては大変良いのでは無いかと思う。 また、本書とほぼ同主旨で書かれていると思われる本としては、「モダン・コンピューティングの歴史」と同著者による「コンピュータって: 機械式計算機からスマホまで」(ISBN-13: 978-4492762134)があり、翻訳の巧みさもあって、こちらもおすすめである。
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コンピュータの歴史としての昔~現在~未来を詳細に解説。切っても切れないインターネットに関する内容もあります。 なお、技術面(数式など)は皆無なので、一般人でも読みやすいと思いました。 技術要素は無いですが、読み物として面白く読ませてもらいました。
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