塀の中の少年たち の商品レビュー
何か結論のある考察というよりも執筆当時のレポートといった感じ。胸糞悪いなと感じるエピソードがちらほら。「更生」ってなんなのだろう。機械的に年齢で区切れるものなのだろうか。窃盗のような補償可能なものや軽犯罪はともかく傷害殺人のような取り戻せないことに対しては幼いから若いからと区別を...
何か結論のある考察というよりも執筆当時のレポートといった感じ。胸糞悪いなと感じるエピソードがちらほら。「更生」ってなんなのだろう。機械的に年齢で区切れるものなのだろうか。窃盗のような補償可能なものや軽犯罪はともかく傷害殺人のような取り戻せないことに対しては幼いから若いからと区別をしない方が良いと思う
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ある意味凄い本 他の方が指摘されている誤報や誤字もだが、2016年に出版されているにも関わらず、38年も前の少年院の様子を「今と変わらないだろう」と取材もせずに決め付けて掲載、第5章では「犯人と年代が同じ」なだけで「小田原風呂屋殺人事件」の犯人が刑務所内で自殺したとの憶測を掲載…...
ある意味凄い本 他の方が指摘されている誤報や誤字もだが、2016年に出版されているにも関わらず、38年も前の少年院の様子を「今と変わらないだろう」と取材もせずに決め付けて掲載、第5章では「犯人と年代が同じ」なだけで「小田原風呂屋殺人事件」の犯人が刑務所内で自殺したとの憶測を掲載… よく出版できたな、という感想
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齋藤充功 著「塀の中の少年たち 世間を騒がせた未成年犯罪者たちのその後」(2016.1)をさらっと読みました。読後感は最悪です。「酒鬼薔薇事件」で平成9年に逮捕された少年A(中3 14歳)は医療少年院に在籍は6年5ヶ月、平成17年には自由の身に。自らをモンスターと称し、HPを開設...
齋藤充功 著「塀の中の少年たち 世間を騒がせた未成年犯罪者たちのその後」(2016.1)をさらっと読みました。読後感は最悪です。「酒鬼薔薇事件」で平成9年に逮捕された少年A(中3 14歳)は医療少年院に在籍は6年5ヶ月、平成17年には自由の身に。自らをモンスターと称し、HPを開設、インターネットで世間へアプローチ、平成27年には元少年Aとして手記「絶歌 神戸連続児童殺傷事件」(太田出版)を出版、社会に自らの存在をアピールしたとのことです。開いた口がふさがりません。。。少年法、矯正教育、社会復帰・・・、?。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
些細なことだが、第4章で綾瀬女子高生コンクリート殺人の主犯から「最も慕われた」という「佐々木則夫」氏という人物が登場するが、彼は何の犯罪で服役していたのだろうか? 彼自身「ある有名事件の犯人として逮捕され、千葉刑務所で服役した人物である」と書かれている。 同名の佐々木規夫は1975年日本赤軍が起こしたクアラルンプール事件で超法規的措置として釈放され現在も国際指名手配中だ。 また同じ章で「佐々木氏も刑務所を出所して、かなりの年月が経過しており」とあるので、全く別人なのだろう。 この人物は綾瀬コンクリート事件の主犯だけでなく、栃木リンチ殺人の主犯についても語っており、第4章において重要な役割を担っているため、少し気になった。
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未成年犯罪者のその後。少年刑務所の内情や、犯罪を犯した少年たちの素顔、更正への道など、取材をもとに書かれている。少年犯罪への向き合い方や、刑務所が抱える問題、法律の壁などが浮き彫りになり、考えさせられる本でした。
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