古代史研究の最前線 天皇陵 の商品レビュー

洋泉社編集部(編者)

2022/09/05

天皇陵、聞いただけでワクワクします。
まだまだ古代の天皇陵は、わからないことだらけ。それだけに、今後どうなるのか楽しみです。

2017/05/25

「はじめに」にあるのですが、本書は、古代史のなかでもとくに読者の関心が高いテーマのひとつである天皇陵について、第一線で活躍する研究者に、論点・問題点をわかりやすく解説してもらい、「天皇陵研究の現在」がわかることを主題として著されたものです。
第１章　天皇陵古墳とはなにか
第２章　天皇陵古墳と被葬者を考える
第３章　天皇陵・陸陵の変遷をたどる
第４章　天皇陵をめぐる諸問題
第５章　天皇陵研究入門
となっています。
この本で、遅まきながら知ったのですが、万世一系の「１９世紀の陵墓体系」は、記紀批判のない文献考証と、現地で「口碑」や伝説を収集する「１９世紀の学知」によって決められたまま、フリーズしてしまっているということです。
日本人とは、日本社会とは、何ぞやを解明していくためにも、開かれた陵墓として英知を集めて研究が進まん事を祈るばかりです。

2016/02/20

メモ

雄略天皇陵（高鷲丸山古墳）
継体天皇陵（今城塚または太田茶臼山古墳）
斉明天皇陵（牽牛子塚古墳）
平安時代（山陵から寺陵）
中世（堂塔式・石塔式から遺骨の納骨形式へ）
陵墓の治定