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年金、民主主義、経済学 の商品レビュー

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2017/09/09

著者の論旨は明快。 しかも舌鋒鋭く、中途半端な自称年金学者らを批判してやまない。 本書でもたびたび取り上げられている「社会保障制度改革国民会議」。 平成24年から25年にかけて、全部で20回開催されているが、その議事録も読んでみた。 なんとこちらはもっと過激で、総理官邸で開催...

著者の論旨は明快。 しかも舌鋒鋭く、中途半端な自称年金学者らを批判してやまない。 本書でもたびたび取り上げられている「社会保障制度改革国民会議」。 平成24年から25年にかけて、全部で20回開催されているが、その議事録も読んでみた。 なんとこちらはもっと過激で、総理官邸で開催された会議で、政府関係者がいる前で、委員として参加した著者は、当の本人たちを面と向かって批判している。 その模様がYoutubeで放送され、現在も国のHPで観ることができるようになっているのだから、相手もたまったものではない。 社会保障制度改革国民会議 反論らしい反論がないところをみると、やっぱり著者が正しいのだろうと思う。学者というのは、間違ったらはっきり改めないと、そのあと苦しい研究生活が待っていると著者は繰り返し書いているが、それにしても、こんなに面白いことを国の会議の中でやっていたとは初めて知った。 社会保障制度の勉強にもなるので、そのうち、ネットの方も見てみたいと思うのだが、さすがにそこまでは無理かな。

Posted byブクログ