君が勇気をくれた の商品レビュー
「人生は一度きり」「後悔のないように生きる」 そんなことは度々考える。 けれど、 そう考えてみると、 毎年違う「人」と出会い、関わり、 様々な影響や熱を受け取れる私の仕事は、 反対に相手にも熱を与え得る私の仕事は、 幸せなのかもしれない。 それでも、私の場合は あくまで流れに身を...
「人生は一度きり」「後悔のないように生きる」 そんなことは度々考える。 けれど、 そう考えてみると、 毎年違う「人」と出会い、関わり、 様々な影響や熱を受け取れる私の仕事は、 反対に相手にも熱を与え得る私の仕事は、 幸せなのかもしれない。 それでも、私の場合は あくまで流れに身を任せた 受動的な出会いだから、 もっと自分から、人に会いにいきたい。
Posted by
良かったと思う。 色々な人の視点で同じシーンを描いてるってところと、同じシーンでもその場ではいる人だけの物語があるってことを書いてあってわかりやすかったです。
Posted by
甲子園神奈川県予選準決勝 9回裏2アウト、2対3で負けている ランナー2、3塁 バッターは前の試合でも大活躍の4番 どうなるのか手に汗握る状況。 その1打席を ・バッターの高校の元いじめられっ子の放送部部長 ・ピッチャーの高校のレギュラーではないキャプテン ・主審 ・バッターの...
甲子園神奈川県予選準決勝 9回裏2アウト、2対3で負けている ランナー2、3塁 バッターは前の試合でも大活躍の4番 どうなるのか手に汗握る状況。 その1打席を ・バッターの高校の元いじめられっ子の放送部部長 ・ピッチャーの高校のレギュラーではないキャプテン ・主審 ・バッターの高校のOB ・バッターの兄 そしてバッター の6つの視点から描かれている それぞれのこの打席に対しての熱い思いがある、それぞれの人生を照らし合わせてこの打席をうつしている 前向きで明日に向けて勇気をもらえる一冊
Posted by
高校野球地方大会準決勝、最終回、ツーアウトからの一打席を様々な登場人物の目線でその人の人生に絡められて物語は進んでいく。たった一打席の物語。
Posted by
普段は喜多川泰さんと同じ、横浜市にある学習塾『聡明舎』で中高生の指導にあたっている著者の三作品目。すごくおもしろかった。読むときは、目次に目を通さずに読み始めることをおすすめします。 舞台は甲子園をかけた高校野球神奈川県大会の準決勝。例年であれば、強豪私立高校同士の対戦になるが...
普段は喜多川泰さんと同じ、横浜市にある学習塾『聡明舎』で中高生の指導にあたっている著者の三作品目。すごくおもしろかった。読むときは、目次に目を通さずに読み始めることをおすすめします。 舞台は甲子園をかけた高校野球神奈川県大会の準決勝。例年であれば、強豪私立高校同士の対戦になるが、今年は県立高校同士の対戦になった。 両校とも、勝てば初の決勝進出。相沢高校には大会屈指のエース、南台高校には四番にスラッガーを要し大会を勝ち抜いてきた。 そんな準決勝の9回裏、3対2で相沢高校が1点リード、ワンーアウト、ランナー1、2塁、3番バッターが送りバントを決め、ツーアウト、ランナー2、3塁となり、バッターは南台高校の四番、岸川勇人。 そのたった一打席での、球場にいるいろんな立場の人たち、バックネット裏からボイスレコーダーを片手に実況する四番岸川勇人の友達で放送部部長、補欠ながらも三塁側ベンチから戦況を見つめる相沢高校野球部キャプテン、野球が大好きで息子に高校野球をやらせたかった球審、外野スタンドで応援する3人の南台高校野球部OB、バッターボックスに立つ南台高校四番岸川勇人、一塁側ベンチの上からカメラを構える岸川勇人の兄、の心境を綴られていて、青春の熱さが伝わってきた。 人は周りに一人でも壁を突き破って前に進もうとする仲間がいれば、自分の価値観も大きく変わり、普通に考えたら無理という場面でも、やってみればうまくいくんじゃないかと力が湧いてくる。そして、その力は周りに伝わって、ほかの誰かをも動かす力になっていく。自分の胸に生まれた熱は、自分だけにとどまるものではない。 高校野球を舞台にした、たった一場面、しかしそこにいる様々な立場の人たちは、その場に立つためにいろんな経験をして、いろんな場面を積み重ねてきた。人にはそれぞれ生き方がある。目の前にあるかけがえのない今を精一杯に生き、自分は知らずとも、自分の生き方や考え方、熱を伝え、人にいい影響を与えられる生き方をしたいと思えた。
Posted by
- 1