グラスゴーでふたたび の商品レビュー

カレン・ラニー(著者),杉本ユミ(訳者)

2021/07/01

子供の頃からヒーローに憧れるヒロイン。
舞踏会の開かれる今夜こそ想いを打ち明けようとする。
しかしヒーローは別の女性と現れ…。
落ち込むヒロインは逃げるようにイングランドへ。
そして早急な結婚をし、7年も故郷のグラスゴーを離れる。

ヒーローは別にその女性と婚約してるわけでもないしむしろ鬱陶しがってるのに、早合点してしまったヒロイン、おっちょこちょい？
それにしても昔からヒーローに好き好きアピールしてたのに、第三者にヒロインはお前のことが好きだぞ、と言われ「え？」って鈍感すぎるだろうヒーロー（笑）

2016/05/18

ヒロインの早合点のネタ元は母親　母さん、あなたがｈ/ｈこじらせた原因だよ　なのに、どこまでも上品で良い人ぶる母親にｲﾗｲﾗ　天然なのか？
バウマンは任務に実直なだけでホントは良い人ってことなのかなぁ
ヒロインが自分を蠅に例える…！　蠅ヒロイン　気持ち悪いよ～　もっと他にないのか　蠅はやめてくれ

2016/03/31

先走った愚かな若い自分への後悔。
過去を忘れたいと新たな想いで故郷に帰ったにもかかわらず、消え去ったはずの幼い頃の自分と、ヒーロー・レノックスへの消せない想いに苦しむ物語。
南北戦争の余波に苦しむグラスコーを舞台にした地に足のついた設定。彼らはもはやキルトを着てはいないが、ハイランダーの誇り高い血を受け継いだ意地の強さと率直さが素敵な人々。
遠回りしたヒロインの淡い初恋の想いが、切なく苦くしっとりとした雰囲気。そしてこのお話は、サスペンス要素も見逃せないポイント。
南北戦争の余波で南軍の船を作るヒーローと、謎の多い空白の7年を過ごしたヒロインとの間に起きる殺人は思わぬ展開をみせ面白かった。
波乱の時代に生きる人々の背景がきっちりと描かれた、ヒストリカルとして読み応えのあるロマだった。
私は、気に入った。
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