ニューカルマ の商品レビュー
マルチにどっぷりはまっていくのがリアルで読んでいて怖くなった。 なんだかなー。 過去に自分も知り合ったばかりの子に突然そんな話をされてドン引きした覚えが。 友達になれるかなと思っていただけに、あーこういう目的だったのかと思った時、すごく傷ついた。 主人公も様々な人に強引な勧誘をし...
マルチにどっぷりはまっていくのがリアルで読んでいて怖くなった。 なんだかなー。 過去に自分も知り合ったばかりの子に突然そんな話をされてドン引きした覚えが。 友達になれるかなと思っていただけに、あーこういう目的だったのかと思った時、すごく傷ついた。 主人公も様々な人に強引な勧誘をして周りから疎まれたけど、当事者の心境はどうなんだろう?と思った。
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いわゆるネズミ講というものと、マルチ商法、ネットワークビジネスというものは厳密には違うのかもしれませんが、基本的にどちらも関わりたくないとみんな思っている所は同じかと思います。 それでも世の中からは無くならないし、本当に大成功している人もいるので夢を実現している人も沢山居るんでし...
いわゆるネズミ講というものと、マルチ商法、ネットワークビジネスというものは厳密には違うのかもしれませんが、基本的にどちらも関わりたくないとみんな思っている所は同じかと思います。 それでも世の中からは無くならないし、本当に大成功している人もいるので夢を実現している人も沢山居るんでしょうね。 そんな商売から抜け出せなくなってしまった男の物語ですが、なかなかゾッとするハッピーエンドともバッドエンドともつかないエンディングがいいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
努力しないのにプライドだけ高く、人の役に立ちたい若者がマルチにハマっていく話。 給料が減ったことをきっかけに、副収入目当てで始めるのがなんかリアルで怖い。 2回目の友人からの「まだやってんの?」発言には読みながら笑ってしまったが、これで笑ってる私は冷たいんだろうか。 ラストは自分でマルチを立ち上げ、友人に報告の電話を掛けたところで終わっていたけど、おそらく友人の返事は「まだやってんの?」であろう。笑える。 マルチに勧誘されたことはないけど、宗教と同じなんだろうと思う。信じるものは救われる。利益を生み出せば。儚い夢だなぁ。
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社会や組織のあり方。 何が正しいかたちなのか分からないが、大きな歪みを常に作り出すタイプの組織に何度でも絡め取られる、そこに吸い寄せられるという姿が描かれた作品。 なかなか面白く読めました。
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個人的には読みやすくてよかった 世の中にあるネタで自分が手を出すつもりもない世界の話ですが面白かった
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ねずみ講という言葉は知っていました。今はネット・ワークビジネスというそうです。 詐欺でしかないお金儲けを正当化する社会は、詐欺師でしかない自分自身を正当化する「あわれ」な人間をつくりだすようですが、そのとき人は自分が詐欺師であることには気づけない、あるいは、だんだん忘れていく...
ねずみ講という言葉は知っていました。今はネット・ワークビジネスというそうです。 詐欺でしかないお金儲けを正当化する社会は、詐欺師でしかない自分自身を正当化する「あわれ」な人間をつくりだすようですが、そのとき人は自分が詐欺師であることには気づけない、あるいは、だんだん忘れていくのでしょうか。 作家が目を付けたのは、実は、そこらあたりに転がっている「現実」なのだそうですが、そのことが老人には衝撃的でした。作品は単純ですが、作りごとではないリアルが漂っているのは現実の社会が、すでにこんな社会になっているからなのでしょうか。なんだか、笑い事ではありませんね。 ブログにもうだうだ書いてます。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202111060000/
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実際に勧誘されたことがあるから、内容が入ってき易かった。やはりのめり込むべきでない商売であることは明白だ!
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2月-4。3.0点。 ネットワークビジネス。ま、ネズミ講。 大手の子会社に勤める主人公。大学時代の友人が切羽詰まり、勧誘される。当初は断るが、自身の会社もリストラ始まり、入会。 リアル。ありそうな話だし、主人公の決断も「えっ」というよりは「まぁ、そうだよね」かな。 250頁程度...
2月-4。3.0点。 ネットワークビジネス。ま、ネズミ講。 大手の子会社に勤める主人公。大学時代の友人が切羽詰まり、勧誘される。当初は断るが、自身の会社もリストラ始まり、入会。 リアル。ありそうな話だし、主人公の決断も「えっ」というよりは「まぁ、そうだよね」かな。 250頁程度なので、一気読みできます。
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六本木で同級生にサルサを教えて貰った。初めての事を覚えるのは楽しいでしょうと。その後、バーカウンターで勧められたのが、この小説がテーマにしているような、マルチ商法。とても製品が良いから、是非使って欲しい。会って欲しい人がいる。勿論、行かず。そして、この友人との関係は疎遠になった。...
六本木で同級生にサルサを教えて貰った。初めての事を覚えるのは楽しいでしょうと。その後、バーカウンターで勧められたのが、この小説がテーマにしているような、マルチ商法。とても製品が良いから、是非使って欲しい。会って欲しい人がいる。勿論、行かず。そして、この友人との関係は疎遠になった。これは私自身の個人的体験だが、このような話は案外身近にある。あの時、行っていたらどうなっただろうか。答えは、この小説の中にあった。 レーシックでも娯楽施設でも、お友達紹介のようなキャンペーンをする事がある。勧誘する自らにもキャッシュバックがある。それとマルチの違いは、二次的な権利化があるか無いか。客を営業マンとして使おうという思想は、ある面では合理的である。こうしたマルチ商法は、ねずみ講とは違い合法であるにもかかわらず、世の中からは敬遠されがちである。詐欺性、一方的な強引さ、上位会員の利益吸い上げ、などなど。 世の中には、形態を変えたマルチまがいな商法は多い。子供にマルチ商法の怖さを教えておかないと、知らずに組み込まれる恐れがある。肌感覚として経験するためにも、この小説は有効である。
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お金が絡むことに何かがあれば、「騙された」ってことになるけど、一時でも、メンタル助けられてたら一概に、騙された、でくくってはいけないのかも。
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