少年の夢 の商品レビュー
コンプレックスがあること、子供っぽさがあること、孤立する勇気があることを全肯定していて清々しかった。1925年生まれの著者の講演を文庫化した2016年の発行。説教じみた古臭い話と読むか、人生を楽しむための普遍的な秘訣と読むかは、米を盗んだ若者の保釈保証人になった養父を理解できない...
コンプレックスがあること、子供っぽさがあること、孤立する勇気があることを全肯定していて清々しかった。1925年生まれの著者の講演を文庫化した2016年の発行。説教じみた古臭い話と読むか、人生を楽しむための普遍的な秘訣と読むかは、米を盗んだ若者の保釈保証人になった養父を理解できないか、でかいと感じるかの差のような気がする。さて、中高年が励まされている場合ではなく、青少年にこそ触れられるべき書物であるからして、早速中学生の息子に薦めてみたが、今度読むとのつれない返事。いやはや。
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