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ヒトラーの共犯者 新装版(上) の商品レビュー

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2022/09/11

群盲が象をなでる(あえてこの表現、差別用語だが、用いる) 忌まわしき政権、独の当時の実体を12人の側近と称される人物にスポットライトを当て、クノップが編集。 写真はモノクロながら多く、証言の周辺の匂いを嗅ぐことができる。 上巻では6人が: 火付け役:ゲッペルス ナンバーツー:ゲ...

群盲が象をなでる(あえてこの表現、差別用語だが、用いる) 忌まわしき政権、独の当時の実体を12人の側近と称される人物にスポットライトを当て、クノップが編集。 写真はモノクロながら多く、証言の周辺の匂いを嗅ぐことができる。 上巻では6人が: 火付け役:ゲッペルス ナンバーツー:ゲーリング 実行者:ヒムラ― 代理人:ヘス 建築家:シュペーア 後継者:デーニッツ クノッブ本人は戦後生まれの歴史学博士 上だけでも十分に分厚く、ボリュームが凄い。地区いつ読んでいれば、気が変になりそう。 斜めに読んだり、速読したり、写真に関する所を読んだり、自分流チョイスで読む。 虐殺は独のみならず、スターリン下のソ連、中国、カンボジア、ルアンダ、ボスニア等は記憶に新しい。 だあが、20世紀最大の人類の罪と言われるアウシュヴィッツ他の大虐殺は普通の独逸人を巻き込み、一丸となって計画的相違の元に整然と行われて行ったこと。後継者デーニッツを読むと自らを非政治的軍人と信じ、軍務に妄信的に従う事に生きがいと至上の喜びを見ていた。軍人の道徳能力欠如を上回って決定的な事―ユダヤ人撲滅は恥辱と思われなく、何百万人もの独逸人は「見て見ぬふりをした」という事☆ 下の二人は知らなかった。 ニュルンベルグ裁判で、この二人は釈放され「普通に」死去。

Posted byブクログ