エピソードで読む 日本の化学の歴史 の商品レビュー

井沢省吾(著者)

2024/03/02

著者は自動車部品会社の井沢さん。日本のノーベル化学賞受賞者の業績や人生の紹介があり化学に親しむのに良い本だと思う。
福井謙一さんのところでは、大学に入る際は数学が好きで暗記物の印象が強い化学はあまり好きではなかったが、”数学が”得意なら化学をやりなさい”という京大教授のアドバイスで化学を選び、実際化学に量子力学を使った数理的な手法を導入した実績でノーベル賞を取ったというのが印象的。