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VWの失敗とエコカー戦争 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/01/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

☆2018年からカリフォルニア州でゼロ・エミッション・ビークル規制。電気自動車、燃料電池車でハイブリッドは対象外。

Posted byブクログ

2018/06/10

2015年刊行。 著者は国際経営学者?。  「ⅤWの失敗」とあったので、ドイツの環境絡みの社会的規範に関する書かなと思ったが、豈はからん哉、ZEVが目前に迫る中、各々の強み弱みと共に、主力車種・主力販売先、利益創出手法など特徴に差のある日本自動車メーカー(七社)の現状を開陳す...

2015年刊行。 著者は国際経営学者?。  「ⅤWの失敗」とあったので、ドイツの環境絡みの社会的規範に関する書かなと思ったが、豈はからん哉、ZEVが目前に迫る中、各々の強み弱みと共に、主力車種・主力販売先、利益創出手法など特徴に差のある日本自動車メーカー(七社)の現状を開陳する。  なので極めて総花的。  列挙するに、  仏政府が関与を強めるルノー(グループ)の稼ぎ頭たる日産。仏政府の介入への懸念?。  厳しい環境規制を敷き、規制未達の外国メーカー車の輸入の際、クレジットを、市場ないし政府(事実上後者)から購入させようと画策する中国。新手の関税に他ならない。  エレクトロニクス企業化しつつある自動車産業。家電を見れば、必要投資額の増大、機を見るに敏な目利きと他社とのスピード感ある合従連衡の必要性 などが眼を引いた。

Posted byブクログ

2017/08/08

タイトルからVWの排ガス規制を主題にしていると想像していたが、それは前半のみでカリフォルニア州のZEV規制の衝撃、日本の各自動車メーカーの特徴、課題など様々なテーマが盛り込まれており良い意味で裏切られた。 本書の発行後にアメリカで共和党政権が誕生し、特に環境に対する姿勢は大きく...

タイトルからVWの排ガス規制を主題にしていると想像していたが、それは前半のみでカリフォルニア州のZEV規制の衝撃、日本の各自動車メーカーの特徴、課題など様々なテーマが盛り込まれており良い意味で裏切られた。 本書の発行後にアメリカで共和党政権が誕生し、特に環境に対する姿勢は大きく変わる可能性がある。自動車業界のこれから、各メーカーについて学ぶには非常に良い一冊と思う。

Posted byブクログ

2017/01/28

VWの失敗は書かれていない。エコカーの政治的な裏話や動向がよくわかる。特にカリフォルニアの事情はよくまとめられており良い参考書。

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2016/07/17

2015年9月に発覚したフォルクスワーゲンのディーゼル排ガス不正ソフトウェア事件。その背景にある過酷なエコカー戦争の動向と、エコカー最先端地区といわれるカリフォルニア州の環境規制の流れ、そして今後の展開、未来予測などを含めてまとめたもの。副題の「日本車は生き残れるか」というタイト...

2015年9月に発覚したフォルクスワーゲンのディーゼル排ガス不正ソフトウェア事件。その背景にある過酷なエコカー戦争の動向と、エコカー最先端地区といわれるカリフォルニア州の環境規制の流れ、そして今後の展開、未来予測などを含めてまとめたもの。副題の「日本車は生き残れるか」というタイトル通り、どちらかといえば環境問題の書というより、自動車業界のレポートといった内容。

Posted byブクログ

2016/04/05

テスラ ZEV規制強化によってあえぐ他メーカに排出権のクレジットを売る トヨタ(豊田、田原)、日産(厚木、栃木県上三川)、ホンダ(鈴鹿)、マツダ(広島)、スズキ(浜松、湖西)、スバル(群馬大田)、三菱(倉敷市水島、岡崎) アジア重視の鈴木、米国依存のスバル、バランスを目指すマ...

テスラ ZEV規制強化によってあえぐ他メーカに排出権のクレジットを売る トヨタ(豊田、田原)、日産(厚木、栃木県上三川)、ホンダ(鈴鹿)、マツダ(広島)、スズキ(浜松、湖西)、スバル(群馬大田)、三菱(倉敷市水島、岡崎) アジア重視の鈴木、米国依存のスバル、バランスを目指すマツダ 本田の研究開発投資の営業利益比率は極めて高い

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2016/02/12

去年発覚したVWディーゼル車の排ガス不正ソフト問題と、次期エコカーについて俯瞰的に説明した本。書名からVWの不正事件について深く掘り下げた本と期待しましたが、その件については本書1章で事実関係をさらっと押さえた程度。VWの不正摘発の舞台となったカリフォルニア大気資源ボード(CAR...

去年発覚したVWディーゼル車の排ガス不正ソフト問題と、次期エコカーについて俯瞰的に説明した本。書名からVWの不正事件について深く掘り下げた本と期待しましたが、その件については本書1章で事実関係をさらっと押さえた程度。VWの不正摘発の舞台となったカリフォルニア大気資源ボード(CARB)という組織の概要やその規制内容、そこを舞台とした自動車メーカーと規制側のロビイングの様子を伝える2章が情報の質として最も価値ある部分かという印象です。 CARBが自動車メーカーに対して義務づけ、VWが不正をしてまですり抜けようとした次期ZEV(Zero-Emission-Vehicle)規制の具体的な内容や、CARBを構成するメンバーの紹介などは非常に興味深い内容でした。 なぜカリフォルニアの1組織がこれほど影響を持つのか、日本ではあまり馴染みのないロビイストとはどんなことをしているのか等が具体的に記述されており良かったのですが、VWの不正事件についてもう少し掘り下げた記述があれば、さらに良かったと思います(その分、評価は星二つにしました)。

Posted byブクログ

2016/01/08

VW の不正事件をフックに、背景にある環境規制強化の潮流、特に米国カリフォルニア州の次期 ZEV 規制を解説している。 ZEV 規制については最新かつ分かりやすい概説で、とても質が高く価値ある情報になっている。これを知っているとトヨタが FCV 関連特許をオープンにしたりマツダ...

VW の不正事件をフックに、背景にある環境規制強化の潮流、特に米国カリフォルニア州の次期 ZEV 規制を解説している。 ZEV 規制については最新かつ分かりやすい概説で、とても質が高く価値ある情報になっている。これを知っているとトヨタが FCV 関連特許をオープンにしたりマツダと提携する理由など、クルマ業界ニュースの背景が想像しやすくなる。 本の後半は国内メーカーの特徴や P/L 比較分析しており、普段クルマに関心あるヒトにとっては新情報はなくページ稼ぎ感があるものの、クルマや環境規制に関心あるヒトには絶対オススメの一冊と思う。

Posted byブクログ

2015/12/22

【VWはなぜ不正に手を染めたのか!】自動車業界の世界地図が変わる!天下のVWを不正に走らせた次世代エコカー戦争の熾烈な戦いを徹底分析。日本車は生き残れるか。

Posted byブクログ