オペラでわかるヨーロッパ史 の商品レビュー
オペラの題材になっている時代背景や、史実との違い等、とてもわかりやすく、面白い。 椿姫のモデルになったマリー・デュプレシが音楽家のリストと恋仲だったという話は知らなかった。
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ヨーロッパ史やオペラに明るくない私でも、楽しく通読することができました。 クラシックに興味があり、ざっくりとした歴史を学ぶにはちょうどよい一冊でした。
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ドニゼッティのチューダー朝三部作。「アンナ・ボレーナ」、「マリア・ストゥアルダ」がアン・ブーリン、メアリ・ステュアートという英国史上の有名な悲劇の女性たち。そして「ロベルト・デヴェリュー」はエリザベス女王の「恋人」。「トスカ」はナポレオン影響下のローマでの共和派との闘い、「2人の...
ドニゼッティのチューダー朝三部作。「アンナ・ボレーナ」、「マリア・ストゥアルダ」がアン・ブーリン、メアリ・ステュアートという英国史上の有名な悲劇の女性たち。そして「ロベルト・デヴェリュー」はエリザベス女王の「恋人」。「トスカ」はナポレオン影響下のローマでの共和派との闘い、「2人のフォスカリ」はヴェネティア共和国の総督親子、など、オペラの背景をいまさらながら堪能した。改めてこのことを意識して再観賞してみたい。「シモン・ボッカネグラ」の説明ではヴェルディ自身の娘のひ孫を名乗り出た現代の人物を受け、噂のなぞに迫る。著者はそれが真実であると考え、それが親子の和解の感動的音楽の由縁だと語る。これも興味深い話である。
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