表現のたね の商品レビュー

アサダワタル(著者),モ・クシュラ(編者)

2020/06/26

「表現のたね」という名前に惹かれて手にした本作。
時系列はバラバラ、文字が一定の場所に書かれていない読みづらさ、日常をただ書き連ねているだけで面白さがどこにあるのかと思いながら読み進めたが、「音楽と言葉が織りなす共感覚」という話には感動した。
音楽と言葉に造詣が深い人だからこそ書ける話なのではないかと思った。
アサダさんの表現は独特な気もするし、そうでない気もする。
自分がそれを受け入れられるキャパシティがないからこういう感想を持ったのかもしれない。
いろんな本を読んで、表現の幅を広げてからまたこの本を再読したい。