ぼくがいま、死について思うこと の商品レビュー
元気なシーナさんが、初めて死を考える、とやや場違いな設定。その意味で、どうしたの、という処も見え隠れ、★二つかな。
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BOOK・OFFで100円で売っていたから中学生以来に椎名誠読んでみた。 椎名誠の死についての捉え方や、世界を回る上で彼が体験した「死」について知った。 チベットの人とかの話を聞いてると、向こうの人達は生活の中でも「死」を意識して、毎日実存的な生き方をしてるんだなあって尊敬し...
BOOK・OFFで100円で売っていたから中学生以来に椎名誠読んでみた。 椎名誠の死についての捉え方や、世界を回る上で彼が体験した「死」について知った。 チベットの人とかの話を聞いてると、向こうの人達は生活の中でも「死」を意識して、毎日実存的な生き方をしてるんだなあって尊敬した。 2013年に書かれた本だし流石に椎名誠はもう死んでるよね。彼は死ぬ直前何を思ったんだろう。ってしんみりとしてたら、まだ生きてた。
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久しぶりの椎名誠。哲学的な深い思索があるわけではなく、いつもながらの脳筋で、それだけに健康的かつ明朗な死とその周辺に関するエッセイ集。平成25年刊行とあるから9年前、椎名誠は70手前のはずで、読んでいてなんとなく、椎名誠は当分死ぬ気はないな、と思った。が、仮にいま書いても、あまり...
久しぶりの椎名誠。哲学的な深い思索があるわけではなく、いつもながらの脳筋で、それだけに健康的かつ明朗な死とその周辺に関するエッセイ集。平成25年刊行とあるから9年前、椎名誠は70手前のはずで、読んでいてなんとなく、椎名誠は当分死ぬ気はないな、と思った。が、仮にいま書いても、あまり変わらないのではないか、とも思った。そうあってほしい。
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「思うこと」というタイトルがついてはいるが、内面的な思考の世界に閉じていないのが椎名氏らしい。本人自身(あるいは奥さん)がその目で見てきた、世界の民族の死に対する捉え方がリアルに語られている部分が、本書の魅力だろう。 死は全人類に共通して訪れる現象であるにもかかわらず、それをど...
「思うこと」というタイトルがついてはいるが、内面的な思考の世界に閉じていないのが椎名氏らしい。本人自身(あるいは奥さん)がその目で見てきた、世界の民族の死に対する捉え方がリアルに語られている部分が、本書の魅力だろう。 死は全人類に共通して訪れる現象であるにもかかわらず、それをどう捉えるかは、土地によって全く違っていることがわかる。日本では、死には「恐れ」「悲しみ」「忌み」といったイメージがまとわりつくが、それらも人類に普遍的なものではない、ということになる。つまり、死とは「どうとでも捉えられるもの」なのである。だからこそ、個々人が「自分自身にとって、死とは何なのか」を考えることに、大きな意義があるように思われる。 本書は2013年の出版だが、これを読む限り、椎名氏自身は死とはまだまだ縁遠い印象である。2020年末に「遺言未満、」という、いわば続編を出版されているので、こちらも読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和初期の葬儀は白服。ビジネス文化で、今や葬儀は黒服。葬儀費用は、世界でも抜群の高さ。国々の葬儀で、チベットの鳥葬やモンゴルの野ざらしの風葬、インドネシアのトラジャ族のもがりを紹介。アマゾンのインディオの大多数家族では子供全員の面倒を見れないので行方不明が多い。国内の墓問題で墓地不足にも言及、大阪・一心寺のお骨仏に驚く!自己の終活も語っているが、気になったのは苛めによる子ども達の自死。過剰な報道と犯人捜しで復讐の方便化するマスコミの責任も大きいが、国家として、真面目に取り組むべきだ!虐待死も合わせて…。
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浪人時代に、椎名誠が20代の頃を描いた自伝小説を読んだ 「哀愁の街に霧が降るのだ」とか このひとの本は、読書好きになるきっかけだった もうあれから20年ほど経った このひとも死を語るか、と感慨深くなった まだ20年前のその本は、本棚にある
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椎名さんの本をまとめて買おうと本を選んでいた時に気になって買った一冊。 世界中を旅してきた椎名さんだからこそ知ってる世界中の葬儀を紹介し、私小説的な一面も含まれた一冊。 魂と形という考え方に基づく世界中の葬儀の方法や風習は知らないことだらけだったので驚きの連続だった。宗教やその...
椎名さんの本をまとめて買おうと本を選んでいた時に気になって買った一冊。 世界中を旅してきた椎名さんだからこそ知ってる世界中の葬儀を紹介し、私小説的な一面も含まれた一冊。 魂と形という考え方に基づく世界中の葬儀の方法や風習は知らないことだらけだったので驚きの連続だった。宗教やその地に伝わる伝説、死に対する考え方がそれぞれの方式の根幹になっていることはどこも同じでもあると考えた。 私は死を迎える時にどうなるのだ、ということは昔から不思議だと思うことであったし、怖くて仕方ないことでもあった。でも、それと向き合う時間だったことと同時に、椎名さんの死に対する言葉に救われたような気がした。
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ナマコでお馴染みのシーナさん。 死相感や葬儀の風習にまで及んでいて、マナコ風の冒険や探検も垣間見るがかなりリアリティがありショッキングだった。 人はいつか死を迎えるし、近しい人の死に触れ生きていくもの。 ペットロスなる言葉が生まれた昨今は、人の死に触れる事が減った現代の象徴かもし...
ナマコでお馴染みのシーナさん。 死相感や葬儀の風習にまで及んでいて、マナコ風の冒険や探検も垣間見るがかなりリアリティがありショッキングだった。 人はいつか死を迎えるし、近しい人の死に触れ生きていくもの。 ペットロスなる言葉が生まれた昨今は、人の死に触れる事が減った現代の象徴かもしれない。 痛快なシーナさんが益々好きになった一冊。 オススメですよ。
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初めて読んだが、活力ある魅力的な人だと思った。題名からは予想と外れる内容で、自らの体験に基く世界の民族の葬儀であったり、若い頃の経験が語られる。中でも現代の若い世代の自死に対する憂いは、ずしりと感じた。2017.9.19
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バブルの時代、アウトドアにハマり、あれから30年近く経った。あやしい探検隊隊長も自分も歳をとったな〜。日本の葬式は著者が憤るとおり華美な装飾、不要な演出のために産業化されてしまっている。世界の辺境で行われる葬送は興味深かった。著者は死そのものというよりも、死から目を逸らさずに生き...
バブルの時代、アウトドアにハマり、あれから30年近く経った。あやしい探検隊隊長も自分も歳をとったな〜。日本の葬式は著者が憤るとおり華美な装飾、不要な演出のために産業化されてしまっている。世界の辺境で行われる葬送は興味深かった。著者は死そのものというよりも、死から目を逸らさずに生きることを伝えたいんだなと思った。孫に微笑みかける好々爺、そんな彼が想像できて微笑ましい。
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